NECの農業ICTプラットフォームが「MCPCaward2020」優秀賞2020年11月9日
日本電気(NEC)の農業ICTプラットフォーム「CropScope(クロップスコープ)」が、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)が開催する「MCPCaward2020」で、サービス&ソリューション部門の優秀賞を受賞した。
「CropScope」は、センサーや衛星写真により農作物の生育状況や土壌の状態を可視化するサービスと、AIを活用した営農アドバイスサービスで構成。熟練栽培者のノウハウを習得したAIが、水や肥料の最適な量と投入時期を指示するため、導入した農家は栽培技術のレベルにかかわらず、収穫量の安定化と栽培コストの低減を実現することが可能となる。
ドローン、センサー、衛星を使ったセンシング技術とAIの活用により、少ない労力と肥料で安定した収穫量を実現。大手加工食品メーカーと協業し、日本の農業ソリューションが海外の実績で評価される成功例となり、ビジネス的にも価値ある取り組みとして評価された。
すでに海外の大規模農場をターゲットに、カゴメと欧州のトマト一次原料加工メーカーにむけて事業を始めており、現在は日本市場での実用化に向けて、国内で複数の検証を実施している。
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