トルコギキョウ新品種 ラベンダーカラーなど8品種追加 サカタのタネ2020年11月12日
サカタのタネは2021年のトルコギキョウ新品種として「ボヤージュ(1型)ラベンダー」など計8品種を開発し、種子の販売を始めた。
人気のラベンダーカラー「 ボヤージュ(1型) ラベンダー」
新品種は、人気のラベンダーカラーで大輪フリンジ咲きの品種から小輪の無花粉タイプまで栽培しやすい、さまざまな品種をラインアップ。トルコギキョウは、白・ピンク・ラベンダーカラーの需要が高く、各社とも品種開発にしのぎを削っている。
ラベンダーカラーは、「青系ラベンダー」と「赤系ラベンダー」に分類され、日本では薄紫色の「青系ラベンダー」が好まれる。同社は、大輪フリンジ咲きで豪華な花形が人気の「ボヤージュ」シリーズにこのカラーが加え、ウェディングや、メインの出荷時期にあたる母の日での需要喚起に期待している。
また、「マキア(2型)ラベンダー」は、生産者には安心して栽培できる作りやすさと、一般消費者にはカジュアルな使いやすさを提案する「マキア」ブランドの新品種。秋も需要の高い「フリルの入った青系ラベンダー」の供給が可能となった。このほか、ピンク・赤系品種に「クラリス(2型)ライトピンク」「オーブライトピンク(ver.2)」「同レッド」の3品種を追加。また、花粉が発生しないため花が汚れず花持ちもよい「ソロ」シリーズに「ソロPFホワイト(ver.2)」「同PFブルーピコティー(ver.2)」「同PFローズピコティー」の3品種を追加した。「ソロ」シリーズは在圃性も高く、生産者の出荷ロス軽減に貢献すると考えられる。
ペレット種子は「ボヤージュ(1型)ラベンダー」が1袋5000円。その他の品種は4000円。価格は税別。全国の種苗店、JAルートを通じて販売する。
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