環境汚染なく農業用水の殺菌処理「深紫外線LED水殺菌装置」販売開始2020年11月18日
東京エレクトロンデバイス(株)は、日機装技研(株)の「深紫外線LED水殺菌装置」の販売を11月17日から開始した。
深紫外線LED水殺菌装置のイメージ
現在の水殺菌は、薬品処理や水銀ランプで深紫外線照射を行うのが一般的だが、環境汚染をおよぼすことから規制強化が進んでいる。また、水銀ランプによる深紫外線照射の場合、水銀ランプの熱で殺菌対象の水の温度が上昇するため用途が限定的で、水温により深紫外線の強度が変動し殺菌能力が一定でないなどの課題がある。こうした状況から、薬品や水銀ランプを使わずに殺菌・不活性化できる深紫外線LEDへの期待が高まっている。
「深紫外線LED水殺菌装置」は、深紫外線LEDを搭載した照射モジュールと、電源機能と照射制御機能を持つ駆動コントローラで構成された水殺菌装置。環境への負荷が少ない高出力な深紫外線LEDにより、毎時12立方メートルの流量に対応し、水銀ランプと比べて小型化と低消費電力、長寿命を実現する。照射モジュールは、深紫外線LEDの発熱を装置外部に放出して外部から熱影響も受けない構造にすることで、水温の上昇を抑えて深紫外線の強度を一定に保てる。深紫外線による殺菌処理が難しかった分野での導入が可能になり、環境汚染の不安なく水殺菌処理ができるようになる。
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