インフルワクチン製造新棟を竣工 デンカ2020年11月18日
デンカは、五泉事業所(新潟県五泉市)にインフルエンザワクチンの原液製造用新棟を竣工した。
同社は、インフルエンザワクチンを製造する国内主要メーカーとして、増加する予防接種の社会的ニーズに応えるため、2018年7月にインフルエンザワクチンの生産能力増強を決定した。今後、関係者の協力を得ながら安全最優先のもと、各設備の検証や試運転を行い、2022年シーズンから稼働し生産量の増加を図る。
同社は、インフルエンザワクチンならびに新型コロナウイルスを含む各種ウイルス抗原迅速診断キット(「クイックナビ」シリーズ)を製造・販売する国内唯一のメーカーとして、感染症対策を社会的責務と捉えて予防・検査体制の拡充および人々のQOL向上に貢献していく。
インフルエンザワクチン原液製造新棟
<設備概要>
建設場所:五泉事業所 新潟工場内(新潟県五泉市)
建設規模:建築面積:2226平方メートル、延床面積:1万2010平方メートル、地上6階建て
稼働時期:2022年シーズン供給開始(予定)
投資規模:約160億円(関連設備も含む)
設備能力:現在の原液製造設備(新潟工場36号棟)の2倍
設備内容:インフルエンザワクチン原液製造設備、破傷風トキソイド製造設備、品質管理部門
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