BASF子会社がベストイノベーション賞を受賞2020年11月26日
総合化学メーカーBASFの子会社であるBASFデジタルファーミング社が提供するデジタルソリューション・xarvio HEALTHY FIELDS(ザルビオ ヘルシーフィールド)が、クロップサイエンスアワードで最も優れたデジタル農業技術に贈られる「Best Innovation in Digital Farming Technology」を受賞した。
今年で14回目を迎えた同賞は科学、技術、リーダーシップの分野で最高の取り組みを称えるもので、農業界で最も高く評価されている賞のひとつ。
今回、BASFデジタルファーミング社が受賞したベストイノベーション賞は、世界中から8件がエントリーがされた競争率の高い分野だったが、業界の専門家で構成される独立した審査委員会は市場をリードするアプローチとして、スマートな精密デジタル農業技術を提供するザルビオ ヘルシーフィールドを選出した。
ザルビオ ヘルシーフィールドは、ほ場とそのシーズンに特化した冬小麦の作物保護戦略を定額で提供する成果ベースのデジタルソリューションで、今年ドイツとフランスで上市したもの。
生産者が入力したほ場情報のほか、生育ステージシュミレーション、気象予測や病害リスクなどを、実証されたアルゴリズムを用いて解析しほ場のリスクレベルを割り出すことで、対象を的確にとらえた農薬散布を実現した。作物生産を最適化するデジタル農業の最先端技術の提供と、生物多様性や持続可能性に貢献している点が評価され、今回の受賞に至ったとしている。
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