コロナ禍で「蓋」つきイチゴ容器の出荷数量を拡大へ エフピコチューパ2020年12月17日
農産パック・農産フィルムなど青果物資材の総合食品容器メーカー、エフピコチューパは、青果物も裸売りからパック梱包へという消費者ニーズを受け、蓋つきのイチゴ向け容器の出荷数量を拡大する。
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イチゴ容器といえば、これまで上部はフィルムでカバーする上面が開いた容器が多かったが、同社は専用の「蓋」をオプションとして用意した。これにより、生産者はフィルムのテープ止め作業が軽減。物流業者は、積み重ね運搬が可能になり、直売所やスーパーは、ボリュームのある売り場に対応できるようになる。また、消費者にとっても、持ち帰りのレジ袋内でイチゴが潰されにくいなどのメリットがある。
同社は、イチゴ専用容器として、ストロベリー(Strawberry)の頭文字から命名した「STRシリーズ」をラインアップした。中でも今シーズンは、「STRシリーズ」の「蓋」の売上が好調で、12月現在で前年の2倍。今シーズン全体でも大幅な販売数量増加を見込んでおり、出荷数量を今月から拡大する。
「蓋」の需要増加の要因としては、コロナ禍の影響で、青果物の裸売りを避けてパック詰めの消費者ニーズが高まっており、イチゴも上面がフィルム梱包のものより「蓋」が注目されていることが考えられる。従来、容器とフィルムでの包装だったイチゴ狩りや土産用などの新しい分野でも「蓋」の採用が増えているという。
今後、イチゴ容器の「蓋」の需要は増える見通しで、同社は近い将来、「蓋」つきのイチゴ容器がスタンダードとなっていくと予測し、生産体制を強化していく。
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◎製品概要
【STR250M(本体)】
・製品サイズ:長辺164×短辺114×高さ37(mm)
・製品1枚重量:6.7g
・ケース入数:2000(200枚×10袋)
・材質:エコAPET
【STR-R 嵌合蓋.6H】
・製品サイズ:長辺166×短辺116×高さ37(mm)
・製品1枚重量:8.9g
・ケース入数:1000(100枚×10袋)
・材質:エコAPET
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