JAでトマトパックに採用 開封時の指切れ防止加工を標準装備へ エフピコチューパ2020年12月24日
農産パック・農産フィルムなど青果物資材を展開する総合食品容器メーカー、エフピコチューパは、今後発売する青果物パックの全取り扱い分にパック開封時の指切れを防止するセーフティーエッジ加工を標準装備。今月から同加工を順次施していく。
セーフティーエッジ加工は、食品容器で指を切ってしまう事を防ぐ独自技術。同社では以前から手を切ることでクレームが発生していた。対策として改善品を試作していたが、開発者自身の検証で改善品でも簡単に指が切れてしまうため、早急に改善するため本格的に開発に踏み切った。
シャープなカット面は切れやすいため、ウェーブ上のカット面が良いとわかり、製品カット面を波状に加工。試作を繰り返し、凹凸状態に加工した場合、指が切れにくくなることが判明した。手切り防止に効果があり、一見はカット面に違和感のない波状加工。これを新製品に採用しながら、改良を重ね、現在のセーフティーエッジ加工が完成した。実際に手切りクレームは激減しており、同社は「セーフティーエッジ」形状で特許を取得した。
セーフティーエッジ加工の容器は、愛知県で、ミニトマトの生産・収穫量ともに県内最大のJA愛知みなみのミニトマトパックに採用。また、有名ブランド「ニシパの恋人」で知られ、北海道一の出荷量を誇るトマト生産地にあるJAびらとりでもトマト用容器に採用されている。
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