光選別機「BELTUZA SPECTRA」を新発売 サタケ2021年1月28日
サタケは、1月20日、近赤外線からX戦域までの広域波長帯と人工知能(AI)を駆使した、新型ベルト式光選別機「ベルトゥーザ・スペクトラ」(型式:CSX600BW)を発売した。
ベルトゥーザ・スペクトラ
光選別機は、穀物やナッツ類などの原料の中から着色物・異物などの不良品を圧縮空気で除去する装置。「ベルトゥーザ・スペクトラ」は、従来機の近赤外線域および可視光全域に加え、X(エックス)線域の情報を用いて、従来では難しかった不良品を選別する。
近赤外線域では、同色で成分の違う不良品を、可視光域では変色など微妙な色差の不良品を、可視光域では変色など微妙な色差の不良品を検出できる。
また、X線ではAIを駆使し、通常のX線選別機では判別できなかった、部分的に厚みが薄い原料や虫食い原料などを見分けて的確に判別する。処理能力は毎時最大5トン。販売先として、需要の高いアーモンドなどナッツ業界からスタートし、ほかの業界にも順次拡大していく。
開発に携わった産業システム部の平田瑞穂部長は、「1台で近赤外線からX線までの幅広い波長を組み合わせた光選別機はナッツ業界では初めてと認識している。X線とAIを組み合わせることで、目視でも難しいピンホールと呼ばれる虫食い被害粒を高い精度で選別できるようになった。他の業界でも大きな需要があると考えており、今後は幅広く拡販したい。」と述べた。オープン価格、初年度の販売目標は15台。
【問い合わせ先】
株式会社サタケ システム事業本部
〒739-8602
広島県東広島市西条西本町2-30
TEL:082-420-8558
FAX:082-420-0003
X線とAIの組み合わせのイメージ図
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