より快適で広範囲に「ロボット/オートトラクター」モデルチェンジ ヤンマーアグリ2021年2月16日
ヤンマーアグリは、無人での自動作業を実現するロボットトラクターと、自動で直進作業・旋回でき、誰でも熟練者並みの作業ができるオートトラクターをモデルチェンジ。4月1日に発売する。
ロボットトラクター「YT4/5A シリーズ」
農地の集約による経営の大規模化や就農者減少・高齢化による人手不足など、課題を抱える農業分野では、ICT技術を活用した作業効率化が求められ、自動操舵農機の市場規模は拡大傾向にある。今回のモデルチェンジでは、「ロボットトラクター」と「オートトラクター」をより快適に広範囲で使えるよう、多周波対応アンテナを搭載し通信の安定性と効率化を実現。多周波アンテナがGNSS衛星から発信される周波数の異なる3種類の電波を受信することで、1つの電波が遮られても残りの電波を受信するため、安定した自動運転が可能。また、測位までの時間を約75%短縮しているため、ほ場に到着してすぐに作業を始められる。
多周波対応イメージ
従来はGNSS衛星と固定基地局からの補正情報の2つの電波を受信することで、±3センチの高精度作業だったが、多周波電波の受信が可能になり、トラクターの周囲の電子基準点の観測データを利用して位置測位が可能なVRS方式にも対応。ヤンマー基地局の設置が不要になり、携帯電話が使用可能なエリアであれば、どこでも使うことができる。
![VRS方式イメージ](https://www.jacom.or.jp/shizai/images/nous21021606_3.jpg)
さらに、位置情報を安定して取得できるため、低速での自動走行も安定。これまで自動運転では対応できなかった時速0.5キロ前後での耕起うね立て同時播種作業なども、高精度で行える。
「オートトラクター」(YT488A/498A/4104A/5113A)は、1092万5000円~1427万5000円、「ロボットトラクター」(YT488A/498A/4104A/5113A)は、1264万5000円~1599万5000円。いずれも税別価格。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(103) -みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(13)-2024年7月20日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(19)【防除学習帖】 第258回2024年7月20日
-
土壌診断の基礎知識(29)【今さら聞けない営農情報】第259回2024年7月20日
-
コメの先物取引は間違い【原田 康・目明き千人】2024年7月20日
-
(393)2100年の世界【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月19日
-
【'24新組合長に聞く】JA鹿児島きもつき(鹿児島) 中野正治組合長 「10年ビジョン」へ挑戦(5/30就任)2024年7月19日
-
冷蔵庫が故障で反省【消費者の目・花ちゃん】2024年7月19日
-
農業用ドローン「Nile-JZ」背の高いとうもろこしへの防除も可能に ナイルワークス2024年7月19日
-
全国道の駅グランプリ2024 1位は宮城県「あ・ら・伊達な道の駅」が獲得 じゃらん2024年7月19日
-
泉大津市と旭川市が農業連携 全国初「オーガニックビレッジ宣言」2024年7月19日
-
生産者と施工会社をつなぐプラットフォーム「MEGADERU」リリース タカミヤ2024年7月19日
-
水稲の葉が対象のDNA検査 期間限定特別価格で提供 ビジョンバイオ2024年7月19日
-
肩掛けせず押すだけで草刈り「キャリー式草刈機」販売開始 工進2024年7月19日
-
サラダクラブ三原工場 太陽光パネルの稼働を開始2024年7月19日
-
「産直アウル」旬の桃特集 生産者が丹精込めて育てた桃が勢揃い2024年7月19日
-
「国産ももフェア」直営飲食7店舗で25日から開催 JA全農2024年7月19日
-
「くまもと夏野菜フェア」熊本・博多の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年7月19日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(1)地域住民とともに資源循環 生ごみで発電、液肥化2024年7月18日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日