中古農機の輸出事業で検討開始 唐沢農機サービス×商船三井2021年2月25日
唐沢農機サービスは、商船三井と業務提携し、国内に眠る高品質な中古農機を海外で活躍させるため、本格的な海外輸出事業に向けて中古農機具輸出事業の検討を始めた。全国から高品質な中古農機を調達する唐沢農機サービスと商船三井の高品質で安全・安心な輸送サービスを組み合わせ、開発途上国の農業生産性向上や、人口増加が続く開発途上国での食料不足問題に貢献する取り組みを進める。
中古農機の輸出事業
唐沢農機サービスは、全国で300以上の農機具販売店を結ぶ「ノウキナビ」ネットワークを持ち、全国から高品質な中古農機具を調達。海外輸送力を強みとする商船三井との協業により国内の中古農機具を海外輸出し、開発途上国の農業支援をめざす。
両社は、2020年9月に越境ECサイトを活用した中古農機輸出事業の共同検討に関する覚書を締結。唐沢農機サービスの「ノウキナビ」から中古農機5台を調達し、商船三井が運航する自動車専用船「MARGUERITE ACE」で、神戸港と木更津港から輸送し、2月19日にケニア・モンバサ港へ到着した。
伝統的にアフリカ大陸への輸送に強い商船三井との協業では、農業が盛んで経済成長の著しい東アフリカの中心国ケニアがターゲット。越境ECサイトを活用した中古農機輸出の事業化に向けた第一弾として、今回輸送した中古農機を使い3月にナイロビ近郊のムエア周辺地域で、現地の農地に日本の農機が適合するかなどの実地検証を行う予定。
日本の農機具が受け入れられやすい市場環境を踏まえ、まずはケニアでの中古農機需要を開拓し、農業の機械化を促進。また、東アフリカには農業国が多いため、その先にはウガンダ、タンザニア、エチオピアなどへの展開も視野に入れている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(103) -みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(13)-2024年7月20日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(19)【防除学習帖】 第258回2024年7月20日
-
土壌診断の基礎知識(29)【今さら聞けない営農情報】第259回2024年7月20日
-
コメの先物取引は間違い【原田 康・目明き千人】2024年7月20日
-
(393)2100年の世界【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月19日
-
【'24新組合長に聞く】JA鹿児島きもつき(鹿児島) 中野正治組合長 「10年ビジョン」へ挑戦(5/30就任)2024年7月19日
-
冷蔵庫が故障で反省【消費者の目・花ちゃん】2024年7月19日
-
農業用ドローン「Nile-JZ」背の高いとうもろこしへの防除も可能に ナイルワークス2024年7月19日
-
全国道の駅グランプリ2024 1位は宮城県「あ・ら・伊達な道の駅」が獲得 じゃらん2024年7月19日
-
泉大津市と旭川市が農業連携 全国初「オーガニックビレッジ宣言」2024年7月19日
-
生産者と施工会社をつなぐプラットフォーム「MEGADERU」リリース タカミヤ2024年7月19日
-
水稲の葉が対象のDNA検査 期間限定特別価格で提供 ビジョンバイオ2024年7月19日
-
肩掛けせず押すだけで草刈り「キャリー式草刈機」販売開始 工進2024年7月19日
-
サラダクラブ三原工場 太陽光パネルの稼働を開始2024年7月19日
-
「産直アウル」旬の桃特集 生産者が丹精込めて育てた桃が勢揃い2024年7月19日
-
「国産ももフェア」直営飲食7店舗で25日から開催 JA全農2024年7月19日
-
「くまもと夏野菜フェア」熊本・博多の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年7月19日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(1)地域住民とともに資源循環 生ごみで発電、液肥化2024年7月18日
-
【現地ルポ】福岡・JAみなみ筑後(2)大坪康志組合長に聞く 「農業元気に」モットー2024年7月18日
-
【注意報】野菜・花き類にオオタバコガ 栽培地域全域で多発のおそれ 既に食害被害の作物も 群馬県2024年7月18日