高能率・高精度な収穫作業へ「にんじん収穫機(1条掘り)」発売 ヤンマーアグリ2021年3月3日
ヤンマーアグリは、にんじん収穫機 (1条掘り)をモデルチェンジした「HN114」を4月1日に発売する。
収穫作業のイメージ
国内で消費されるにんじんの国産割合は8割以上。安定的な生産が求められているが、重量野菜であるにんじんの収穫・調製・出荷作業は生産者への労働負荷が大きく、作付面積は減少傾向にある。
新たなにんじん収穫機「HN114」は、能率の向上と高精度な調製を実現する機能を追加。14.5馬力の高出力エンジンを搭載することで、従来機に比べ約10%速い0.94m/秒の収穫作業が可能になり、収穫能率も10%向上。1時間あたり最大約2万4200本の収穫が可能となる。また、「掘取り」、「根切り」、「茎葉カット」、「残葉処理」、「選別 (補助者作業) 」、「収容」の6つの工程を1台で同時に行え、高能率な作業を実現する。さらに、泥の付着が多い場合、付属品の「泥落とし装置」を装着することで掘取り直後に泥を落とすことができ、後工程作業の手間を軽減する。
![にんじん収穫機「HN114」](https://www.jacom.or.jp/shizai/images/nous21030317_2.jpg)
このほか、1本のレバーで機体の左右旋回と掘取部の上下操作が可能な「マルチパワステレバー」を採用。軽い力でレバー操作でき、レバー操作する手首をパッドに固定できるため長時間作業での疲れを減らす。また、高精度な「根切り」、「茎葉カット」、「残葉処理」の仕上げ機能が付き、掘り取ったにんじんのサイズが揃っていなくても、3枚刃の「根切り装置」が高精度に根を切断。茎葉カット工程までの搬送に「タッピングチェン」を採用することで、高速作業でもにんじんの搬送姿勢を一定に保つ。さらに、ミニコンテナを最大11個積載可能な「ミニコン仕様」と、200Kgフレコンバックが使える「フレコン仕様」の2種類から、収穫体系に合わせた仕様を選べる。
「にんじん収穫機HN114(1条掘り)は、メーカー希望小売価格330万~335万円(税別)。
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