新たなドローン空撮スポット「ソラタビ×北海道 上川町」始動 DJI2021年3月11日
民生用ドローンや空撮テクノロジーを展開するDJI JAPANは、北海道上川郡上川町でドローン飛行や空撮ができるソラタビスポットを拡大。この冬、上川町が行っている大雪山大学の一環として「冬飛行のための実践型ドローン講座」のワークショップを開いた。
同社は、自治体や企業と連携し、ドローン空撮を利用した新たな観光の形を促進。ドローンユーザーの増加により、"ドローンを飛ばせる場所が欲しい"というニーズの高まりから、"空撮"の観点でその地域の名所や観光地などを紹介し、新しい旅のカタチを提案する取り組み「ソラタビ」を実施している。
今回の取り組みでは、空撮による上川町の新たな魅力の発見とDJIと上川町合同による観光映像を制作するため、ドローン操作や動画編集のスキルアップを習得するワークショップを実施。特に「自治体本来の発信力を向上すること」にフォーカスし、ドローンや空撮について啓蒙活動を行った。
上川町は、これまでも移住誘致や観光振興に力を入れており、自然から学ぶ大雪山大学や地域おこし協力隊が中心となって行っているKAMIKAWORK PROJECTなど、上川町に来訪・居住してもらうための様々な施策を行っている。
ワークショップは座学と実地体験を実施。機材説明や空撮の見学に加え、DJI オフィシャルパイロットが飛行/撮影方法を説明しながらドローン空撮を行い、より実践的な操縦テクニックをレクチャーした。また、観光動画の出演者でトラベルインフルエンサーのAYUMIとAYANCEを交え、撮影した映像について参加者とディカッションした。
上川町役場 産業経済課 移住定住グループ主任の三谷航平さんは「町の魅力である"景色の雄大さ"。これを最大限に伝えられるのは空撮を駆使したPRが一番。今後は町内の方々が「空」からの視点に親しみを持ってもらえるようなコンテンツを町の財産にしていければ」とコメント。また、同町役場情報防災室係長の清光隆典さんは「動画配信が注目を集めるなか、いかにして地域の魅力をわかりやすく伝えるかを日々考えており、安全かつシンプルな手順で空撮ができるドローンには、益々可能性を感じる。今後は、旅行者や地域の高校生が参加できるような形で、上川町の景観や地域の魅力を発信したくなるような仕組みづくりを考えていきたい」と話している。
DJIは今後、日本全国で空撮エリアの開拓に加え、「観光資源としての空撮」や「地方創生/町おこし」の可能性も含め、地方自治体や企業への地方誘客を進める。
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