重労働の米農家による「マッスルスーツ」導入事例を公開 イノフィス2021年3月16日
腰の負担を軽減するアシストスーツ「マッスルスーツEvery(エブリィ)」を提供する(株)イノフィスは、栃木県大田原市の米農家、岩城善広さんの導入事例を公開した。
マッスルスーツEveryを着用し40キロの米袋を持ち上げる岩城さん
以前はIT企業でエンジニアとして働いていた岩城さんは、40歳を目前に妻の実家の農業を継ぐために大田原市に移住。モーターや電気を使わないという理由でマッスルスーツEveryを選んだ。農業の現場は野外の広い範囲で行動するため、重量も軽く、背負うだけでどこにいても使えることから、さまざまなシーンで労働負荷の軽減が可能になると考えて導入したという。
米のほか、大豆や麦も生産し、40キロの袋を1シーズンに約800袋を運ぶ重労働をこなす岩城さんは、マッスルスーツを使うことで1回1回の負荷だけでなく、蓄積される疲労も軽減。気持ちに余裕が持てるようになり、精神的にも大きなメリットを感じているという。岩城さんは「農業に関わるマイナス要素をひとつひとつ取り除くことが農作業の効率化にもつながり、ひいては離農を減らす力にもなのでは」と話している。
「マッスルスーツEvery」は、中腰姿勢を保つ、重い物を持ち上げる、人を抱え上げるなどの作業時に腰の負担を低減する。14万9600円(税込)という、同社従来品に比べ3分の1以下の価格を実現。最大25.5kgfの補助⼒で動作をアシストする機能はこれまでと変わらず、重量は3.8キロでマッスルスーツでは最軽量。介護・製造・物流・建設・農業などの作業現場での使⽤だけでなく、家庭での介護や家事、家庭菜園や冬の雪かきなど、さまざまなシーンで利用できる。
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