老舗農器具メーカーがリモートワーク促進へ PLMソフトウェア導入 八鹿鉄工2021年4月1日
創業80年老舗農器具メーカー、八鹿鉄工(株)は、設計開発業務の効率化と開発力を強化するため業務をクラウド化。ITコンサルティングなどを手がける(株)TOPWELLのPLMソフトウェアを導入した。
兵庫県養父市に本社を構える八鹿鉄工は、独自の製品開発力を武器に医療用の補助機器を開発するなど、異分野にも進出。現在は将来的な発展性を見据えて、開発環境の改革に挑戦している。具体的にはPLMソフトウェア「Windchill」を導入し、クラウド環境に構築して使用することで自社や取引先間の離れた拠点でも同時並行的な設計作業を可能にした。
全員が同じ場所でデータを共有するだけでなく、プロセスを共有することが可能になり、個人設計からチーム設計へ設計の業務レベルが上がった。これにより多くのリソースを注げる環境を構築。同時にパンデミックや災害に強い組織体制の構築にも繋がった。
開発業務のリモートワーク対応・BCP対応
八鹿鉄工では、主要取引先がグローバル化への対応の一環で現地調達比率を高めていたため、生産委託から、自社開発製品へ収益源をシフトする必要に迫られていた。同社鉄工研究部の石井真嗣部長は「PLM導入によって、チーム内での開発環境の改善・開発業務へのリソース投下だけでなく、製品の市場投入期間の短縮が期待でき、DX促進が嘆かれる業界内で、競争力を高められる」とコメント。TOPWELLの代表取締役の井上康秀氏は「八鹿鉄工さんは外部環境の変化による危機感を全社で把握、そして、共有ができていた。素早く開発環境の改善(PLMソフトウェアの導入)に踏み切ることができたのは、その様な意識からだと思います」と話している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日