日本農薬とDJI JAPANが提携 上空からの異常検知で新たな防除提案を推進2021年4月2日
日本農薬とDJI JAPANは4月1日、ドローンを活用したほ場診断で提携することを発表。日本農薬のAI画像診断技術とDJI JAPANのセンシング技術により、早期に上空からほ場の異常を検知し、適切な農薬の使用を薦める防除提案をめざす。
今回の提携は、日本農薬が2020年4月にリリースしたスマートフォン用アプリケーション「レイミーのAI病害虫雑草診断」のAIエンジンと、DJIの精密農業・土地管理用の統合型マルチスペクトルイメージングドローン「DJI P4 Multispectral」を組み合わせることで、上空からほ場の異常を検知し、最適な防除に繋げるソリューションを提案することを目的としている。
日本の農業が抱える少子高齢化による労働力不足問題を解決するには、農作業をより一層効率化する必要がある。その一環でほ場の健康状態をより簡易にチェックするための技術改善として、まずは畑地の雑草の検出をめざす。具体的には、DJI JAPANのドローンとその航行システムを活用することで高高度からほ場を自動センシングし、雑草の発生地点を特定。その後、地面の近くまで寄れるドローンを用いて発生している雑草を撮影し、日本農薬のAIエンジンで雑草種を特定し最適な防除薬剤を提案する。
両社は今後、農業分野で上空からほ場の異常検知による新たな防除提案を検討し、その過程で新たな使用事例や検証結果を共有していく。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日