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新型コロナ変異株検出システムを開発 デンカ2021年4月21日

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デンカ(株)は、株式の33.4%を保有し業務提携をしているPlexBIO Co.,Ltd.(以下PlexBIO社)と協同開発した新型コロナウイルスの変異株を検出する試験研究用試薬を用いて、東邦大学医学部と変異株検出システムの検証実験を開始したことを発表した。

世界的な新型コロナウイルス感染拡大に伴い、国内においても変異株拡大が問題になる中で、測定にかかる手間や多くの検体の処理に要する時間といった課題がある。

変異株検出システムは、1種類の試薬でイングランド型、ブラジル型、南アフリカ型、カリフォルニア型と呼ばれる変異株の持つ複数種類の変異部位を同時に検出が可能であることから、測定期間における測定の手間の軽減や迅速な検出に繋がることが期待される。

同社は、試験研究用試薬の試作品とPlexBio社の理化学用測定装置を用いて、東邦大学医学部の舘田一博教授・石井良和教授(微生物・感染症学講座)と共同で検証実験を開始し、その初期段階において良好な結果が得られているという。1~2 か月以内に、測定機関に向けて変異株検出システムとしての販売を目指す。

また、新型コロナウイルス感染症への対策を社会的責務と捉え、関係官庁や公的機関、国内外の研究機関の協力と支援のもと、様々な角度から感染症対策に貢献する取組を進めている。疫学研究の発展を通じて人々のQOL向上に貢献し、「真に社会に必要とされる企業」を目指していく。

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