低温伸長性に優れるチンゲンサイ「翠勲」の種子発売 サカタのタネ2021年4月22日
サカタのタネは、低温伸長性に優れ、生産者の安定生産に貢献するチンゲンサイの新品種「翠勲(すいくん)」の種子を営利生産者向けに発売。全国のJA、種苗店を通じて6月下旬から販売する。
チンゲンサイの「翠勲」
「翠勲」の最大の特徴は、厳寒期の低温伸長性。チンゲンサイは1年を通して生産される野菜で、周年栽培する産地も多いが、冬季栽培では、低温による生育遅延が課題となっている。「翠勲」は、低温下でもしっかり生育するため、冬場の安定出荷に貢献。また、寒さが厳しい地域のチンゲンサイ栽培ではボイラーなどでハウス内を加温して生産することもあるが、低温伸長性に優れるため、他品種に比べてハウス内の設定温度を下げられ、燃料費の節約につながる。
また、芯が柔らかいため収穫作業性に優れ、尻部(軸下部)は極端に張り過ぎない形状で、袋詰め作業がしやすいことも特徴。低温多湿時期の栽培では白さび病の発生が問題となるが、「翠勲」は白さび病と萎黄病への耐病性がある。クセがなく歯切れもよいため、食味にも優れている。
チンゲンサイ「翠勲」の種子の希望小売価格は、1袋20ml入り1672円、1袋2dl入り1万6500円、ペレットシード缶5000粒入りで4070円。いずれも税込。3年後の売り上げ目標は2000万円。
チンゲンサイ「翠勲」の作型図
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日