ドローン保険市場 2020年から2021年にCAGR6.1%で成長見込み2021年4月23日
(株)グローバルインフォメーションは4月21日、市場調査レポート「ドローン保険の世界市場 (2021年):新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 下での成長と変化」 (The Business Research Company) を発売した。
ドローン保険市場は、ドローンに対する保険を提供する事業者(団体、個人事業主、パートナーシップ)によるドローン保険の販売で構成される。ドローン保険は、ドローンの操作によって引き起こされる偶発的な身体的被害や、財産やあらゆる資産への損害に関連する費用をカバー。また、ドローンの損傷に関連する費用もカバーする。
同レポートでは、ドローン保険市場は、補償タイプ別に、賠償責任補償、船体損傷補償、盗難補償、紛失・飛散補償、ペイロード補償、人身傷害補償、地上設備補償、その他、価格別に、時間単位、月単位、年単位、用途別に、商業用、個人用、その他に分類している。
同レポートによると、ドローン保険市場は、2020年の10億6000万米ドルから2021年には11億3000万米ドルに、年平均成長率(CAGR)6.1%で成長すると予測。この成長は主に、新型コロナウイルスの影響でドローンの運用が活発化したことによるもの。また、商業活動が再開されたことで、ドローンの運用も増加。2025年には、CAGR5.9%で14億1000万米ドルに達すると予想されている。
ドローンの事故件数の増加は、今後数年間のドローン保険市場の成長を牽引すると予想。ドローンは現在、農業、保険、製造、電力など、空撮画像に依存するさまざまな分野で活躍しており、ドローンの存在感が増すにつれ、壊滅的な事故が起こるリスクが高まっている。軍用ドローンの墜落事故のデータによると、2019年には254件のドローンの墜落事故を記録。月平均2台の軍用ドローンが墜落していることからも、ドローン事故の増加は、ドローン保険市場の成長を促進する。
一方、ドローン保険のコストが高いことが、今後数年間のドローン保険市場の成長を妨げると予想。ドローン保険は、技術賠償責任保険と一般賠償責任保険のカテゴリーで補償を提供する。ドローン保険のコストは、ドローンの各機器の価格に依存しており、2020年の商業保険プランでは、DJI Phantomドローンの場合、500米ドルから750米ドルまでと様々。そのため、ドローン保険のコストが高いことが、ドローン保険市場の成長を制限している。
異なる革新的な保険商品の発売は、ドローン保険市場で人気を集めている大きなトレンド。ドローン保険分野で事業を展開する主要企業は、ドローン保険の先進的なソリューションの開発に注力しており、2020年6月には、インドを拠点とする保険会社HDFC ERGOが、幅広い技術を持つスタートアップ企業のTropoGoと提携し、インドのドローン操縦者向けにPay as you fly保険を導入した。この保険では、商業用ドローンの所有者や利用者に対して、物的損害や人身事故に対する第三者責任訴訟を補償することができる。
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