高品質な2~3月収穫用ブロッコリー「レイトドーム」種子発売 サカタのタネ2021年4月28日
サカタのタネは、形状安定性と収穫作業性に優れる2~3月収穫用のブロッコリー「レイトドーム」の種子を営利生産者向けに発売。全国のJA、種苗店を通じて6月下旬から販売する。
ブロッコリーの「レイトドーム」
「レイトドーム」は、播種後180日で収穫できる晩生品種。早春収穫のブロッコリーは冬の寒い時期に生育し、温かくなる春先に収穫するため、気温の変化で花蕾の形状が乱れたり、花蕾の粒のそろいが悪くなったりと高品質なブロッコリーの出荷が難しい。
「レイトドーム」は温度上昇期でも花蕾がドーム状にまとまり、粒ぞろいがよく、品質の安定性に優れており、市場での高評価が期待できる。葉が花蕾を包んで生育するため寒さによるアントシアンの発生も少なく、青果の色味にも優れている。
また、花蕾の位置が高いため収穫の際、必要以上に屈む必要がなく、茎は比較的柔らかいため収穫時に切りやすい。生育のそろいがよく、収穫作業性にも優れている。
同社は、晩生品種で播種後150日で収穫できる「ウインタードーム」「こんばんは」に、晩生の「レイトドーム」をラインアップに加えることで、暖冬や厳冬など不安定な気温の影響で収穫期が読みにくい2~3月のブロッコリー安定生産に期待できるとしている。
ブロッコリー「レイトドーム」の種子は、希望小売価格が1袋2000粒入り7205円、1缶ペレット種子は5000粒入り1万9580円。いずれも税込。3年後の販売目標は5000万円。
ブロッコリー「レイトドーム」作型図
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日