稲作を省力化・低コスト化する田植機「YR-DAシリーズ」発売 ヤンマー2021年5月20日
ヤンマーアグリは7月1日、密苗やICT技術を搭載した田植機「YR-DAシリーズ」の2機種を発売。稲作の省力化と低コスト化と安定した移植作業を実現する。
密苗移植作業 イメージ
「YR6DA/8DA」は、育苗箱数を減らし省力化・低コスト化を実現する密苗技術を搭載。通常、乾籾100~150グラムで播種するところを、乾籾250~300グラムで播種することで大幅な省力化、低コスト化と労力を軽減する。また、育苗箱や培土などの資材費を削減でき、播種や苗運びにかかる時間の短縮や人件費の削減、重労働による身体的負担を軽減する。
さらに、従来の田植機と比較して最大掻き取り量を20%アップ。10アール当たりの使用苗枚数の適応範囲が拡がり、受託作業などで種類の異なる苗を植える際や使用苗枚数の違いにも柔軟に対応する。
新たに搭載した苗量アシストは、作業前に10アールあたりに使用する苗枚数を事前に設定すれば、移植時の縦取量を自動制御し、設定通りの苗枚数で移植作業ができる機能。加えて、リアルタイムで車速を検知しスリップ時の施肥量を自動調整する施肥量アシスト機能(FD仕様)と組み合わせることで、事前に用意する苗や肥料、運搬時間のムダを減らし、省力化、低コスト化を実現する。
「YR6DA/8DA」のD仕様では、簡単な操作で誰でもまっすぐ正確な植付けを実現。D-GNSS方式の直進専用の自動操舵システムを採用しており、3つのボタンを操作するだけで自動直進し、事前に基準線のA点・B点を登録することで、基準線に平行に、まっすぐ正確に植付ける。また、直進作業後の旋回時に必要な一連の作業を自動化するすこやかターン機能と連動させることで、旋回後のAUTOボタンを押す所作が不要になり、オペレーターはハンドル操作に集中できる。
田植機「YR6DA/YR8DA 6/8条植え」は、メーカー希望小売価格278万3000円~555万5000円(税込)。
田植機 「YR8DA」
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