井関農機と業務提携 田んぼの自動抑草ロボットの実用化を加速 有機米デザイン2021年6月11日
有機米デザイン(東京都小金井市)は6月10日、同社が開発する有機農業の普及発展に向けた稲作用「自動抑草ロボット」の開発および販売等に関し、井関農機(愛媛県松山市)と業務提携を締結したことを発表した。
業務提携をする井関農機と有機米デザインの関係者
稲作における有機農業では、除草作業が慣行栽培に対し時間も手間もかかることが課題となっている。その解決に向けて自動抑草ロボットの開発を進めてきた有機米デザインは、井関農機が長年の農業機械事業で培ったノウハウによる性能評価や開発への技術サポート、販売面で全面的なバックアップを受け、自動抑草ロボットの早期社会実装をめざす。
有機米デザインが開発中の田んぼの雑草を抑制する自動ロボットは、代掻き後の水田を自律航行して、水中を撹拌。泥を巻き上げることで光を遮り、土の物理性に影響を及ぼし、水面下にある雑草の生長を抑制する。これにより、除草剤を使わずに雑草が生えにくい状態をつくり、除草にかかっていた労力を大幅に削減できる。数年以内の販売を目標に開発中。
有機米デザインが開発中の田んぼの雑草を抑制する自動ロボット
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