さらに使いやすくなった普通型コンバイン「HC405」新発売 井関農機2021年6月18日
井関農機は、コンパクトで作物にやさしい普通型コンバイン「HC403」に新エンジンと新機能を搭載た普通型コンバイン「HC405」を6月に発売。大豆やそばなど転作作物の作付面積が増え、需要が高まる普通型コンバインに、新エンジンと新機能を搭載する。
新エンジンは、従来機より排気量を164ccアップ。トルクも約17%アップし粘り強い作業で、コモンレールシステムとDOCとDPFによるクリーンな排気を実現した。ベースカラーはオーシャンブル―に変更し、オーナメントのデザインも一新。高級感のある引き締まったデザインになった。
新機能としては、IQ脱穀制御を搭載。作業時の車速に応じてエンジン回転数を自動的にコントロールし、最適なエンジン回転数に調節する。コーナー旋回や倒伏作業などの低速作業時に唐箕の風量を最適化し、脱穀ロスを低減。また、悪条件下での作業中、万が一刈取部が詰まった際に刈取詰まり除去ハンドルでオーガドラムを逆回転させることですばやく詰まりを除去できる。さらに、燃料の補給が楽にできる燃料補給台を装備。取扱説明書を参照できるQRコードを操作席に貼付し、スマートフォンなどを活用すれば簡単に確認できる。
新装備としては、収穫した作物を風の力でやさしく搬送する「エアーグレン」で、作物の損傷が少なく、汚粒の原因となるホコリも排出時に吹き飛ばす。構造はシンプルで、排出後の残留を防ぎメンテナンスが簡単。また、収穫物をコンテナへの排出時、3.0~3.8mの間でオーガ(排出用の筒)の伸縮が可能になり、排出位置合わせが簡単になった。
販売目標台数は年間150台。希望小売価格は、683万1000円~886万6000円(税込)。
HC405GZCRSW
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