新発想の土壌改良活性材「太古MK-100」を開発 ジェネシス農業研究会2021年6月28日
農業支援のNPO法人 ジェネシス農業研究会(茨城県常陸大宮市)は、“海泥”を原料とした土壌改良活性材「太古MK-100」の頒布を開始。サンプルの無料配布のキャンペーンを実施している。
同研究会が研究・開発した「太古MK-100」は、天然のミネラルをバランス良く含み、農作物の収量増加や栄養価・食味の向上につながる土壌改良活性材。同研究会は、農業の収益や生産のサポートになるよう、頒布を始めた。
2000万年前の日本の海は、海藻類やプランクトンなどが長い時間をかけて、海泥として海底に堆積した海洋生物の宝庫。「太古MK-100」はその海泥を、地層が隆起して陸地になった栃木県北東部から採取し、6年間にわたって様々な作物によって検証し土壌改良活性材となった。
農業支援のNPO法人「ジェネシス農業研究会」が開発
カルシウムやマグネシウムなど、植物の生育に必要なミネラルがバランスよく豊富に含まれることから、農作物にさまざまな効果をもたらす。「太古MK-100」を利用した農家からは「炊き上がりが甘くて、美味しい玄米になった」、「ひと房1キロ超えのシャインマスカットが採れた」、「枯れかけたみかんの木が復活した」など喜びの声が届いている。
農業は人手不足や後継者不足が深刻になる中、近年は大規模農業への転換や効率化が図られているが、土地の形状や作業状況から実現が進まず、機材、資材、肥料に不足する状況となっている。同研究会は、そんな農家のサポートや収益増加につながる仕組みづくりと、農作物育成・商品開発に取り組んでおり、今後は農法と販売手法の確立や、「機材」負担を減らす仕組みの構築も考えている。
「太古MK-100」の頒布開始を記念して、サンプルの無料配布のキャンペーンを開始。また、数量限定で、「太古MK-100」を使って育てた天日干し玄米3合(減農薬栽培)もプレゼントする。申込みは同研究会のウェブサイトから。
太古の栄養が詰まった「太古MK-100」
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日