高速、安全でスムーズに農機とデータ通信 「xarvio CONNECT」発売 BASF2021年6月30日
ドイツのBASF デジタルファーミング社は、「xarvio FIELD MANAGER(ザルビオ フィールドマネージャー)」と農機間の高速、安全でスムーズなデータ通信をサポートする、持ち運べるハードウェア機器「xarvio CONNECT(ザルビオ コネクト)」を発売した。
「xarvio CONNECT」
「ザルビオ コネクト」は、SIMカードを使って携帯電話のネットワークを活用し、閉域網を構築することで「ザルビオ フィールドマネージャー」と通信できる。生産者が「ザルビオ フィールドマネージャー」で作成した播種や施肥など散布の作業をワイヤレスで「ザルビオ コネクト」にエクスポートできる。
使用イメージ
「ザルビオ コネクト」Tは農機とUSBポートで接続することで、タスクの移行プロセスが自動的に開始。データ通信の規格であるISOBUSやCANバスとの連携は不要で、設定作業の手間を省くことができる。移行されたファイルは短時間でアップロードされ、散布作業を始められる。作業が完了すると、散布結果を記録したマップが「ザルビオ コネクト」に保存された後、「ザルビオ フィールドマネージャー」にワイヤレスで共有され、該当するほ場における作業内容が確実に記録される。
生産者やアドバイザーはこの情報を農機のパフォーマンス評価、作物やほ場の状況の把握にも使えるため、透明性が増し、全体の品質管理を強化できる。
なお、同機器の実証試験には、オーストリア、フランス、ドイツ、ハンガリー、ポーランド、ウクライナ、英国の生産者が参加した。同社デジタル農業エンジニアリングマネージャーの デニス・コミッヒ氏は「農業の利便性と生産性を向上させることは重要な優先事項。『ザルビオ コネクト』は革新的なポータブルハードウェアのソリューションで、『ザルビオ フィールドマネージャー』と組み合わせることで、これを達成することに貢献できる。迅速かつ簡単に農機と連携でき、USBスティックは必要ない。生産者の時間を節約し、農作業のエラーの可能性を減らすことができる」と話している。
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