農作物に合わせて自在に調節 ステンレス製伸縮式ノズルパイプ新発売 オーミヤ2021年7月14日
株式会社オーミヤ(大阪府東大阪市)は7月12日、農作物に合わせて、噴口の長さを変えられる伸縮式ノズルパイプ「ピタットステンノズルパイプ ON403N」を発売した。
ノズルパイプは、噴口と高圧ホースを連結する際に使われる農業用中間継手。25センチ(0.8号)から1メートル(3.5号)まで約10センチ刻みのサイズラインアップは、栽培する農作物や地域特性による各農家のこだわりを反映したものだが、温暖化の影響で従来は生育しなかった作物が栽培できるようになり、品種が増えるなど、農家には、作物に合わせた様々なサイズのノズルパイプを保有する必要が生まれている。
「ピタットステンノズルパイプ」は、この課題に対し、従来のサイズ固定式製品を伸縮式にし、48センチ(1.6号)から90得センチ(3号)までのサイズ調節を可能にした。隣接作物や周囲の状況に合わせて噴口先端位置を自在に調節できることで、農作物の防除作業効率を向上させる。
一般的なノズルパイプが真鍮製に対し、「ピタットステンノズルパイプ」は耐候性と強度により優れるステンレス素材を採用。強度に優れるステンレス製の採用でパイプを薄肉化でき、製品重量108グラムの軽量性を実現している。また手袋装着時や手が濡れていても、サイズ調節が容易にできるよう連結部には、滑り止め加工が施されたローレットグリップを採用。農業用ノズルは、安価な海外製ノズルパイプが多い中、東大阪の工場で1本ずつ職人が製造している。希望小売価格は、3850円(税込)。
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