農業用ロボット市場 2026年に211億米ドル到達見込み2021年7月20日
株式会社グローバルインフォメーションは7月15日、市場調査レポート「農業用ロボット市場:世界の業界動向、シェア、規模、成長、機会、予測(2021~2026年)」(IMARC Services Private Limited)を発売した。
農業用ロボット市場は、2020年に54億米ドルの規模に達した。農業用ロボットは、アグリボットとしても知られており、農業業界における最新のイノベーションの一つで、収穫物の品質と効率を向上させ、手作業への依存を最小限に抑え、全体的な生産性を向上させるために利用される自律的な機械。農業用ロボットは通常、エンドエフェクタや専用のアームを備えており、雑草の駆除、播種・植付、航空データの収集、地図の作成、施肥・灌漑、異種作物の栽培、収穫、土壌分析、環境モニタリングなど、園芸分野のさまざまな作業を行う。また、酪農業で家畜の洗浄や搾乳にも使われる。
市場の動向と成長要因
人口の増加に伴い、世界的に食料需要が急速に高まる中、農家は生産性を向上させ、より多くの収入を得るために、農業用ロボットのような最新のツールや機器にシフト。さらに、世界各国の政府は、補助金を提供したり、農家に自動化技術についての認識を広めるための取り組みを行っている。例えば、欧州連合(EU)は、労働集約的な作業を高度な自動化技術に置き換えるために、GRAPEやMARSなどのプロジェクトに資金を提供。さらに、いくつかの既存および新興の農業関連企業が、革新的な農業用ロボットを導入するための研究開発活動に投資している。今後、世界の農業用ロボット市場は、2021年から2026年の間に年率25.50%で推移し、2026年には211億米ドルに達すると予測されている。
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