AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」 DIY 給液パーツキット発売2021年8月2日
AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」を開発・販売する株式会社ルートレック・ネットワークス(神奈川県川崎市)は、ゼロアグリ制御盤の仕様に準拠し、農業生産者が自身でゼロアグリの給液装置を組み立て導入できる、「ゼロアグリ仕様、DIY給液パーツキット」を発売した。
ゼロアグリ制御盤+給液装置 設置例
ゼロアグリは、AIを活用した潅水施肥を自動化し、農業の生産性向上と環境負荷低減を実現するシステム。これまで約300台が全国の生産者に導入されているが、さらなる活用推進には、導入コストを抑えることが課題となっている。
これまで、同システムを生産者が導入する際は、ゼロアグリ制御盤と給液装置を一体化して導入、もしくはゼロアグリ制御盤のみを導入して、給液装置は市場で個別に調達して地域の施工店が組み立てて導入という2種類の方法だった。前者の場合は、既設の給液装置を活用できないため、コストの無駄になる課題があった。後者は、施工店が日常的に取り扱わない特殊な部材も含め、生産者または施工店が自ら設計し部材を調達する作業が発生するため、導入の手間やコストに課題があった。
新たに発売した「ゼロアグリ仕様、DIY給液パーツキット」は、点滴灌漑トップシェアのネタフィム社との協業により、ゼロアグリ導入にあたって必要な給液部材をセットで供給。生産者は地域の販売店を通し「ゼロアグリ仕様、DIY給液パーツキット」を購入できる。設計、部品選定、部品調達の必要がなく、生産者自身で組み立ても可能。コストを抑えたゼロアグリの導入が可能になる。
AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」
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