拡張性・高効率の農薬散布ドローン AGRAS「T30」「T10」国内販売開始 DJI2021年10月5日
DJI JAPANは10月1日、高性能農薬散布用ドローンの新製品「AGRAS T30」と「AGRAS T10」の国内販売を開始。いずれも日本の農業従事者からのフィードバックを反映し、スマート農業への活用に向け、より安心・安全に機能性や操作性も高めた。
農薬散布ドローン「AGRAS T30」と「T10」
「T30」は、DJI農業の新しいデジタル・フラッグシップで、30リットルの液剤タンク、最大40kgの粒剤散布装置容量、16個のノズル、最大9メートルの散布幅を備え、空中散布の効率を高めた。ワンタッチロッキングアーム設計のカーボンファイバーによるアーム構造は、折りたたんだ状態で体積を80%まで削減する。一方、「T10」は、コンパクトでありながら強力なソリューションを実現。8リットルタンクと最大6メートルの散布幅で高効率に散布できる。頑丈で信頼性の高い折りたたみ式トラス構造で、よりコンパクトになり展開も簡単。日本の一般的な農業環境に適合した、新たな農薬散布ドローンとなる。
いずれも飛行の安全性に焦点を当てて構築。すべての環境と気象条件で周辺地域をとらえる球型レーダーシステムを備え、障害物回避システムと適応飛行機能は、飛行中の安全性を確保するのに役立つ。前後に配したデュアルFPVカメラは、よりクリアな正面/背面の画像を提供し、サーチライトは従来に比べ2倍の明るさを備えている。
また、操作性が向上し、「T30」と「T10」用に送信機を刷新。最大4km離れた場所から安定した画像を伝送し、5.5インチの高輝度スクリーンは、過酷な屋外の炎天下環境でも鮮明な視界を提供する。RTK高精度測位モジュールにより、センチメートルレベルの飛行計画が可能。さらに、重要なコンポーネントを3層保護することで、「T30」と「T10」はいずれもIP67規格(バッテリーを除く)となり、農薬散布の過酷な作業環境でも高い防水性能の追求した。
全国のDJI農業ドローン正規販売代理店で受注・販売中。「T30」の本体価格は約170万円、「T10」は約120万円。いずれも希望小売価格。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日