低コストで「地域の水を見える化」クラウドサービス提供開始 farmo2021年10月5日
スマート農業に特化したITベンチャー企業、株式会社farmo(栃木県宇都宮市)は10月4日、減災をサポートする新たな取り組みとして「地域の水を見える化」するサービスを開始した。
ため池に設置されたfarmo水位センサー
過去のデータから想定が困難な雨の降り方など、予測のできない水害にどう備え、対策するかが喫緊の課題となっている。自治体では主に、一級河川の水位を監視するシステムが整っているが、地域を流れる川、用水路、ため池、土地改良区にある水については、人的リソースにも限界があることから、すべてを把握するのが難しいのが現状だ。
同社は ICTの技術を活用した水管理システム、 farmoの水位センサーで、地域全体の水位が見える化できる、クラウドサービスの提供を開始。一級河川で導入されていた数千万円の水位観測システムと比べ、シンプルかつ圧倒的な低コストな6万円から導入できる。
実際に導入した新潟県岩船郡関川村は、中山間地で高低差があり、池や水路の水位確認は大変な作業だったため、farmoの水位センサーを設置。PCで水位を確認できるようにしたところ、省力化が図れるようになった。同社は今後、水害が発生している自治体へfarmoの水位センサーをを提案し、将来的には、 ICTの活用により、農家と自治体が連携をとった新しい防災システムのサポートをめざす。
新潟県岩船郡関川村における水位センサー
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