農業の相棒ロボット「メカロン」一般販売へ向けて限定発売 Doog2021年10月5日
株式会社Doog(茨城県つくば市)は、1月に発表した農業向けクローラーロボット「メカロン」のマーケティング機を発売する。
農業の相棒ロボット「メカロン」本体・「メカロン」イメージキャラクター
メカロンはこれからの農業の相棒となるロボット。高齢化が進む農業を楽しく継続できるようにするツールとして、また、スマート農業の汎用ツールとしてなど、相棒としての役割を担う。
メカロンの特長は、コンパクトで簡単、使い勝手の良いことで、作業者のそばで共に働き、作業者をサポートする。収穫・搬送に特化した大型の農業機械とは異なり、作業者の相棒として「まるで気の利くサポート役が1人増えた」かのように作業者に寄り添えるロボットとなった。ほ場での年間を通じた多様な作業をサポートするロボットとして、メカロンの活用を検討する生産者が多く、ナシやリンゴやモモやブドウなどの果樹栽培で、特に好評を得ている。
メカロンは、発案者の農研機構が国内の農業にこれから必要となるロボットとして研究・試作を進めてきた。同社はこの研究成果を農家に届けるため、農研機構との共同研究を通じて「メカロン」の製品化を推進。農業向けのノウハウや改良点を反映することで、同社の従来製品には無い、農業向けの新たな特長を備えるハードウェア・ソフトウェアを確立した。
この成果を農業現場で広く活用・応用できるフェーズになったことから、研究者、開発者、行政、農業団体を主要な導入先と想定し、マーケティング機の販売を開始。マーケティング機は要望に応じて同社が技術面や運用面のアドバイスやサポートを行い、一般販売に向けてメカロンの活用性をさらに高める。
マーケティング機は、簡単に農地で自動走行ができるメモリトレース機能もサンプル搭載。図面データの提供によって荷台の上を自由にカスタマイズするだけでなく、検証内容に応じて自動走行向けのネットワークインタフェースの提供や、メカロンから電源を供給するためのカスタマイズを提供する。マーケティング機は同社直販で250~600万円(税別)。
なお、同社YouTubeチャンネルでは、実際に動くメカロンの様子を配信。小さな子供と共にメカロンが動き回っている様子や、梨農家の収穫作業でメカロンが付き添った様子などメカロンの使い勝手や簡単さがわかる。
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