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中古農機具の販路拡大へ 鳥取港内航コンテナ試験輸送に参加 MEトレーディング2021年10月14日

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株式会社MEトレーディング(鳥取県鳥取市)は、鳥取県が実施する「鳥取港内航コンテナ試験輸送」に参加。同社がこの試験輸送に参加するのは2度目で、オランダ・ベトナム・チェコ・タイに向けた5本のコンテナの出荷を予定している。

鳥取県は、鳥取港でのコンテナ貨物の取り扱い可能性を探るため、鳥取港内航コンテナ試験輸送を実施。鳥取港から博多港に途中寄港し、積替えの後、仕向け地へ試験的輸送と今後の本格展開に向けた検証を行う。この試験輸送に、中古農機貿易商社として鳥取県から参画要請を受けた同社は、鳥取港を始点に博多港を経由し、オランダ・ベトナム・チェコ・タイの4か国へ5本のコンテナで中古農機具を10月16日に出荷する。

博多港は、中国や韓国、台湾などへの輸出が多く、全体の相手国の半数以上をアジア地域が占める。同社は現在、神戸港を利用したヨーロッパへの輸出を多く手がけているが、鳥取から神戸までの陸送に時間を要するため、1日に出荷できるコンテナ数に制限が生じていた。試験的輸送により、鳥取港から博多港経由のコンテナ貨物輸出が実現すると、CO2排出量を削減しながら出荷できるコンテナ数を増やし、アジアへの販路拡大が可能となる。

今後は、同社グループの中古農機具事業の西日本中核拠点として、ヨーロッパ向けとアジア向けに安定的に輸出拡大を図る。また、災害時に交通が機能不全に陥った際の予備手段の確保にもつながる。

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