農業用ドローン・ロボット市場 2026年に300億8000万米ドル規模到達見込み2021年11月22日
グローバルインフォメーションは11月10日、市場調査レポート「農業用ドローンおよびロボットの世界市場 (2020-2026年):製品・用途・サプライチェーン・国別分析」(BIS Research Inc.)の販売を開始した。
同レポートによると、世界の農業用ドローン・ロボット市場は、2021年から2026年の予測期間中に22.3%の年平均成長率(CAGR)で、2026年には300億8000万米ドルに達すると予想。市場成長の主な要因は、農業分野での自動化の進展と、同分野における手作業の不足による。
いくつかの国では、農業分野に自動化と持続可能性をもたらすことで、収益性を高め、農業アプリケーションの効率化を図るための取り組みが行われている。例えば、米国農務省の国立食糧農業研究所(NIFA)は、2021年4月に2170万米ドルを投資し、農業生産者が気候変動による土地や生産への影響を管理できるよう、いくつかの重要なプログラムに取り組んでいる。この資金は、農業技術に革新をもたらすことを目的としており、国内の農業用ドローンやロボットの需要を誘発している。
市場区分:タイプ別
搾乳ロボットは、酪農家に効率的な作業を提供するために酪農場で使用される自動搾乳システム。これらのロボットは、給餌、搾乳、牛の寝床の掃除など、複数の作業に使われ、少ない労働力で農場の収益性を高めようとするオランダなどの国で高い需要がある。
市場区分:アプリケーション別
酪農家の間で動物福祉への関心が高まっていることから、酪農場の自動化が世界的に非常に高まっている。酪農場に農業ロボットを導入することで、農家は牛の給餌パターンや行動を容易に把握でき、病気の際には適切な治療を施すことができるようになる。
市場区分:地域別
農業用ドローン・ロボット市場は、欧州が最大の市場。これは、同地域における技術進歩の高さと、同地域における手作業の不足による。さらに、欧州連合(EU)が2021年6月に導入した「Robs4Crops」プロジェクトなど、同地域における農業用ロボットの導入を促進するためのいくつかの政府イニシアチブが存在する。
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