METOSとSencropとデータ統合 気象センサーとの接続性を向上 BASF2021年12月14日
BASF デジタルファーミング社の「xarvio FIELD MANAGER(ザルビオ フィールドマネージャー)」は、オーストリアのペスルインスツルメンツ社(METOS)と、フランスのセンクロップ社(Sencrop)からのデータを統合できるようになり、接続できる気象センサーデバイスの選択肢が広がった。
2社の気象センサーと「xarvio FIELD MANAGER」との接続が可能になり、ユーザーは元の選択肢に加えて互換性のある複数の気象センサーから選択できるようになった。また、接続された気象センサーから送られる現地の詳細な気象データが、「xarvio」の 農業アルゴリズムとシステムにスムーズに統合され、作物生産の場における意思決定を強化する。
「xarvio FIELD MANAGER」は、生育ステージ、施肥、作物保護や植物成長調整剤の使用時期の最適化に加え、使用製品の選択の最適化をコンスタントにサポート。ブラジル、アルゼンチン、米国、ヨーロッパでは、ペスルインスツルメンツ社が取得した気象データを「xarvio FIELD MANAGER」に統合できるようになった。また、オーストリア、ベルギー、チェコ、ドイツ、ハンガリー、オランダ、ポーランド、イギリス、ウクライナでは、センクロップ社の気象データを「xarvio FIELD MANAGER」に統合。フランスでは1月から、センクロップ社のデータが「xarvio FIELD MANAGER」に統合されている。
2つの気象センサーと「xarvio FIELD MANAGER」とは、最先端のIT セキュリティを使い、迅速かつスムーズに連携。ユーザーは、「xarvio FIELD MANAGER」にログインし、メニュー画面の「気象センサー」でデバイスを選択し、自動生成されたキーを入力するだけ。接続されたデバイスから送られる気象データが「xarvio FIELD MANAGER」に即時に統合されるため、一連の操作は数分で完了する。
BASFデジタルファーミング社は、作物生産を最適化するための正確な情報と推奨事項へのタイムリーなアクセスを、生産者へ提供することに力を注いでおり、すでに米国Arable社の気象センサーとの接続機能は提供している。同社xarvio FIELD MANAGER グローバルプロダクト マネージャーのパールヴァティー・チャンドラセカール氏は「今回ペスルインスツルメンツ社とセンクロップ社が追加されることで、ユーザーの選択肢はより広がる。我々は、農業の成果を改善し続け、持続可能性をサポートするデジタル農業ソリューションを提供するために、最先端の企業との提携を重視している」と話している。
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