スマート農業の解決策を評価「めぶきビジネスアワード」栃木県知事賞受賞 farmo2022年1月31日
スマート農業に特化したITベンチャー企業のfarmo(栃木県宇都宮)は、革新的・創造的なビジネスプランを募集・表彰する「第5回めぶきビジネスアワード」で、栃木県知事賞を受賞した。
「第5回めぶきビジネスアワード」で栃木県知事賞を受賞
同コンテストは、めぶきフィナンシャルグループが成長企業を応援し、地方を元気にすることを主目的としたビジネスプランコンテストで、応募されたビジネスプランに対し、地域経済の活性化につなげていくことを目的としている。同賞の表彰式は1月20日に茨城県つくば市で開かれ、farmoの永井洋志社長が表彰された。
今回、farmoは『IoTで地域課題に挑戦し続ける、スマート農業推進事業』を提案。2005年にウェブ開発会社として起業した同社は、ある一軒の農家が直面している課題に取り組んだことをきっかけに6年前に農業分野へ参入。回路設計から通信、アプリ開発まで全て自社で開発し、北関東という地の利を生かした「地方型開発」を強みに、ビジネスを全国に展開している。
農業IoT(スマート農業)の課題が山積する中、「価格が高すぎる、導入まで(導入後)も難しすぎる。採算が合わない」という声に対し、同社がとった解決策は、通信費を無料にし、機能を絞り、シンプルで使いやすい商品にすること。さらに、長距離無線(LPWA)の通信機を地域のインフラとして無料提供するなど、農家にとって価値あるサービスを提供するなど、様々な解決策が評価され、今回の受賞につながった。
受賞を喜ぶfarmoの社員
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