環境保全型農業モデルの構築による街づくりへ 井関農機とヤマガタデザインが連携2022年2月7日
ヤマガタデザイン(山形県鶴岡市)と井関農機は2月3日、山形県の庄内地方で環境保全型農業モデルを構築するため、「環境保全型農業モデルの構築による街づくりに関する連携協定書」を締結。国の「緑の食糧システム戦略」の目標に先駆け、庄内地方で有機など環境負荷の低い農業のモデルづくりに取り組む。
井関農機とヤマガタデザインが連携協定を締結
ヤマガタデザインは、地方都市の課題を希望に変える街づくりをめざし、山形県庄内地域を、民間主導による日本の課題解決のモデルとするため、挑戦している。両社は、協定をもとに、(1)環境保全型農業モデルの構築、(2)地域農業の発展を担う人材の育成、(3)地域教育向上への取り組みの3事業に協働で取り組む。
「環境保全型農業モデルの構築」では、ヤマガタデザインが展開する農業事業の生産販売、人材教育、ハード開発と井関農機の農業技術ソリューションを融合し、有機栽培を軸とした環境保全型農業モデルの構築に向けて取り組む。また、「地域農業の発展を担う人材の育成」では、次世代の若手農業経営者に向けた環境保全型農業の学びの場で、農業機械に関する講座に井関農機が農機の使い方やメンテナンス等農業機械についてフォローする。さらに、「地域教育向上への取り組み」では、ヤマガタデザインが運営する児童教育施設キッズドームソライ等で、先端農業をベースとした農業に関するイベントを共に企画・運営。将来を担う子供たちが「環境保全型農業」への理解を深める活動を行う。この他についても今後、両社の取り組みを増やしていく。
井関農機の冨安司郎社長は「労働力不足等の日本農業の課題解決や有機農業を軸とした環境保全型 農業への積極的転換等に向けては、各社が持つ技術やノウハウを組み合わせながら、 ソリューションを図っていくことが必要。ヤマガタデザインと広く全国に展開可能な、地域を活性化させる環境保全型農業モデルルの構築を目指す」とコメント。また。ヤマガタデザイン代表取締役の山中大介氏は「農機具の開発販売で世界をリードする井関農機と連携することで、まだまだノウハウが蓄積されていない環境保全型農業を確立し、庄内から日本の農業を持続可能にするための挑戦ができることを大変嬉しく思う」と話している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日