農家の水問題解決に挑むベンチャー「環境スタートアップ大臣賞」を受賞 EF Polymer2022年2月16日
農家の水問題解決に挑むベンチャー企業で、100%オーガニック・完全生分解性を有する超吸水性ポリマー(SAP)の研究開発・事業開発を手がけるEF Polymer(沖縄県恩納村)は、環境省が募集した「令和3年度環境スタートアップ大賞」で、最高位の「環境スタートアップ大臣賞」を受賞した。
同社は、沖縄科学技術大学院大学(OIST)スタートアップ・アクセラレーター・プログラムから生まれたベンチャー企業。「環境スタートアップ大賞」は環境分野でも特に、気候変動対策、資源循環型社会、自然環境保全、環境管理・安全確保技術、レジリエンス、サステナビリティなどのイノベーションを活性化する将来有望なスタートアップ を表彰する賞で、事業機会の拡大を支援するために環境省が2020年に創設した。同社は、有識者で構成される環境スタートアップ表彰選考委員による厳正な審査により、募集のあった全企業の中で最も評価の高いスタートアップ企業として「環境スタートアップ大臣賞」を受賞した。
同社はこれまで、生ゴミを活用し、新興国でも利用しやすい低コストの持続可能な農業資材で、水問題を含む地球環境問題を解決するため、果物の皮など生ゴミを原材料とした100%オーガニック・完全生分解性を持つ超吸水性ポリマー(SAP)を開発。インド・日本を中心に3000以上の農家に商品を提供し、農家の水問題をはじめとする諸課題の解決に取り組んでいる。
創業者兼CEOのナラヤン・ラル・ガルジャール氏
今後は世界中の農家が抱える水問題などの解決にに加え、現在研究開発・事業展開を進めている100%オーガニック・完全生分解性を有するSAP の衛生用品の開発・普及を強化していく。なお、授賞式などが行われる「Green Startup Pitch」は、3月9日に開催。同社代表のナラヤン・ラル・ガルジャール氏が参加し、公開ピッチに登壇する。
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