農業向けスポンジ資材専門サイト「水耕栽培スポンジホームセンター」公開 富士ゴム産業2022年2月21日
軟質ウレタンフォームなど軟らかいスポンジ素材を全国に向けて製造販売する富士ゴム産業は、スポンジ加工のノウハウをもとに、農業向けスポンジ資材の専門サイト「水耕栽培スポンジホームセンター」を公開した。植物工場でのコスト削減へ、スポンジで農業を盛り上げる。
同社は創業61年に渡り、軟質ウレタンフォームなど軟らかいクッション材を加工し、ソファー芯材など身近な物や、ボルダリング用スポーツマットを加工販売している。スポンジは、水耕栽培や植物工場での栽培に必要不可欠な資材で、野菜や果物を保護する「ウレタンシート」としても広く利用されており、農業との関わりは深い。
農業は、自然の中に畑を作ることから始まり、太陽光や熱を効果的に利用する温室栽培によって、トマトなどが季節にかかわらず、年中食べられるようになった。さらに、第三の農業といえる屋内で農作物を育てる方法では、温室栽培で培われた技術や、土を使わずに養分の入った水で植物を育てる養液栽培などの技術が活かされている。
新商品の水耕栽培スポンジ 黒
農産物の市場価格は、異常気象や気候条件などによって左右され安定供給が難しいが、人工的な環境で栽培する植物工場は、常に一定の価格で供給することが可能になる。一方で、屋内では人工的に光を作ったり、空調を行うなどエネルギーコストや、その他にも野菜を育てるための設備費や管理費など様々なコストがかかる。
同社は直接、農業従事者とつながることで少しでもコスト問題の削減につなげようとスポンジで農業を盛り上げる。新サイト公開にあたり、新商品で黒色の水耕栽培スポンジの取り扱いを開始。通常の白色の水耕栽培スポンジよりも生育スピードや藻や菌への耐性の向上が期待される。
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