AIプログラム・自律走行機能を搭載した「レール対応型FARBOT」開発 GINZAFARM2022年3月14日
GINZAFARM株式会社は、宮城県と同県内の施設園芸経営体が取り組む、令和3年度農林水産省スマート農業技術の開発・実証プロジェクト「パプリカスマート商流実現と他社間連携による安定出荷体制の構築」で、AIを活用して収穫が可能となったパプリカの個数を精密に計測する「レール対応型FARBOT」を開発した。
同社は、宮城県栗原市と石巻市で行われているスマート農業実証で、スマート商流の実現に伴いパプリカの収量をAIで予測するため、新たに「レール対応型FARBOT」を開発。実証地のベジ・ドリーム栗原(宮城県栗原市/大衡村)、デ・リーフデ北上(宮城県石巻市)、デ・リーフデ大川(宮城県石巻市)でそれぞれ実証を行った。
実証先のパプリカハウスは、全てのレーンでレールが敷設してあり、その走行を可能にするため車輪構造を新たに設計。レールへの乗り入れもスムーズに行え、自動走行中のレール往復については磁気感知・金属感知の両方への対応を可能とし、現状の設備で使用できる。
AIによる収量カウントは、パプリカの生育状態(熟度)の色味により複数の段階に分けて数える。FARBOTは、自動走行スイッチをONにするだけでカウント作業を開始から終了まで自動で行い、収穫数量と時期を自動で予測することで、作業時間が削減される。今回はFARBOTに左右両方2台のカメラとAIプログラムを搭載して撮影しながら解析。その映像を高精度に保つため、走行速度をセンチメートル単位/秒で制御している。
GINZAFARMは、この基礎車体をFARBOTの新たなラインナップとして販売を開始。同実証で行われるAIセンシングでの利用だけでなく、レール敷設のハウス内での運搬作業補助や自動農薬散布など、様々な機能を要望により付加できる。走行速度も作業する内容に応じて時速数百メートルから5キロ程度まで制御可能。
レール対応型FARBOT
重要な記事
最新の記事
-
学校教育に未来を託す【小松泰信・地方の眼力】2024年11月27日
-
「いい肉の日」契機に和牛消費喚起キャンペーン なかやまきんに君が「和牛応援団長」就任 JA全農2024年11月27日
-
国産トウモロコシで育った仙台牛、12月発売 専門家も肉質を評価 JA古川2024年11月27日
-
【TAC部門】全農会長賞 山本『甘助』が担い手の負担を軽減!!2024年11月27日
-
【JA部門】優秀賞 TAC間のコミュニケーション強化で担い手支援 JAレーク滋賀2024年11月27日
-
「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」優良事例30地区を決定 農水省2024年11月27日
-
「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」北海道から3地区を選定 農水省2024年11月27日
-
藤原紀香の『ゆる飲み』但馬の特産品「岩津ねぎ」を収穫 JAタウン2024年11月27日
-
伊藤園と共同開発「ニッポンエール メロン&ミルク」冬期限定発売 JA全農2024年11月27日
-
あぐラボ スマート農業展示会で「JAサイネージ」出品2024年11月27日
-
JA全農たまごの洋菓子店「TAMAGO COCCO」たまご尽くしのスイーツ3種を新発売2024年11月27日
-
国内最大規模となる150MWの太陽光バーチャルPPAに関する基本合意契約を締結 ヤンマーと三井住友SMFL2024年11月27日
-
牛乳・乳製品の楽しみ方グランプリ「Milk Creative Award by 土日ミルク」最優秀賞を発表 Jミルク2024年11月27日
-
【人事異動】全酪連(11月26日付)2024年11月27日
-
「食べチョクコンシェルジュ」生産者と消費者のマッチング方法で特許取得 ビビッドガーデン2024年11月27日
-
「7才の交通安全プロジェクト」全国の小学校などに横断旗を寄贈 こくみん共済coop×コープ共済連2024年11月27日
-
ENEOSと乳用牛及び肉用牛を対象とするGHG排出量の削減に向けた協業を開始 デザミス2024年11月27日
-
北海道えりも産昆布をカレーや春巻きで堪能 職員向け料理教室開催 パルシステム連合会2024年11月27日
-
自主的な市民活動を応援「くらし活動助成基金」贈呈式開催 パルシステム茨城 栃木2024年11月27日
-
益子町と包括連携協定締結 持続可能な農業を推進 bioEgg2024年11月27日