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プロフェッショナル向けエンバイロサイエンス事業 Cinvenに売却 バイエル2022年3月16日

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ドイツ・バイエル社は3月10日、バイエルのプロフェッショナル向けエンバイロサイエンス事業の売却について、買収価格にして26億ドル(24億ユーロ)でバイエルとCinvenが最終的に合意したことを発表した。

バイエルは、この取引によりクロップサイエンス部門のポートフォリオを合理化し、主力となる農業事業に注力する。また、Cinvenは獲得した事業に大幅な投資を行うことにより、引き続き革新を進め、成長の加速を目指す。

プロフェッショナル向けエンバイロサイエンス事業は、病原体媒介生物駆除、プロフェッショナル向け害虫管理、産業用雑草駆除、林業に加え、芝・観賞用植物など病害虫駆除および非農業分野用除草製品など、環境ソリューションを提供するグローバル企業。本部は米国ノースカロライナ州のケアリーにあり、2021年は従業員が約800人、100か国以上で事業を展開。バイエルは、2021年2月に同事業の売却の決定を発表した。

バイエルの経営委員会委員で、クロップサイエンス部門代表のロドリゴ・サントス氏は「今回の事業売却で提示された買収価格は非常に魅力的であり、当社としても主力となる農業事業に注力できるとともに、クロップサイエンス部門の成長戦略を順調に実施することが可能になる」とコメント。また、Cinvenのパートナー兼産業部門長のPontus Pettersson氏は「当社は、長い歴史のある世界的な投資会社として、デジタルおよびデータがもたらすソリューションの提供を含め、引き続きプロフェッショナル向けエンバイロサイエンス事業の革新を推し進め、成長を加速する。また、対象となる市場や顧客に特有のニーズに応えるため、事業をさらに迅速化していく」としている。

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