ねこ車電動化キット「E-Cat Kit」松山市のみかん農家で実証実験開始2022年3月30日
株式会社CuboRexは3月29日、愛媛県の松山市認定農業者協議会の協力のもと、一輪車のタイヤを交換するだけで電動化が可能となる、ねこ車電動化キット「E-Cat Kit」を用いた、みかん農家の運搬労力の効率化に向けた実証実験を開始した。
松山市のみかん栽培で実証が始まった「CuboRex」
ねこ車電動化キット「E-Cat Kit」は、和歌山県を中心に2020年10月1日から正式販売を始め、柑橘や梅などの栽培農家を中心に傾斜地や段畑などの移動条件が悪い場所で肥料や土、収穫物の運搬で利用されている。
今回の実証実験は、1月から先行して取り組んでいた八幡浜市、宇和島市での実証実験に続き、愛媛県での利用実証エリアを拡大。松山市で活動する、みかん農家に製品を無償貸与を行うことで、電動化による運搬作業の効率への実用性を検証する。
八幡浜市、西宇和群周辺での実証実験では、結果として、75%のみかん農家が、運搬労力の削減を実感し、「E-Cat Kit」が採用された。一方、パンク防止に向けたタイヤ強化や急傾斜地が多い愛媛の地域特性に合わせて、モーターの出力を上げる等の課題を得ることができた。
松山市のみかん農家との実証実験では、愛媛県における主な産地での「E-Cat kit」の活用機会を探る。また、みかん農家の労働人口の減少の中でも作業の効率化により生産性の向上を図るとともに作業負担の軽減を図り、誰もが働き続けられる環境を創り出すことで、地方創生への貢献を目指す。
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