農業用換気扇の市場 2027年には9億230万米ドル規模に到達見込み2022年3月31日
グローバルインフォメーションは3月28日、市場調査レポート「農業用換気ファンの世界市場 (2021年~2027年):用途・製品・地域別」(KBV Research)の販売を開始した。
同レポートによると、農業用換気扇の市場規模は、2027年には9億230万米ドルに達し、予測期間中に年平均成長率(CAGR)8.8%の市場成長率で上昇すると予測されている。
農業用換気扇は建物内のよどんだ空気や湿った空気を排除し、施設外からの新鮮な空気と入れ替える熱や臭いを下げるとともに、空気の質を向上させるのに役立っている。空気中の二酸化炭素量や、屋内農園の植物や野菜の発育に適した温度・湿度を保つことができ、植物表面の湿度を大幅に低下させ、菌類の繁殖を抑制する効果もある。こうした特長から市場は拡大しつつある。
屋内農業の拡大に伴い、農業用換気扇の採用が急増。世界人口の増加や気候の変化に伴い、都市部での農業のニーズが高まっており、より少ない面積で、多くの作物を少ない水で収穫したいというニーズが高まっている。その結果、大規模な農家では室内農業が選択されるようになり、室内農業用換気扇の使用が必要となった。
企業は牛舎、酪農場、馬の施設、フェアグラウンド、農産物農場、大麻生産、栽培室、水耕栽培園、温室などに空気の流れを作り出すための高度な換気扇を提供しており、膨大な数の換気扇は幅広い用途に対応。また、大量の気流を緩やかに広げる換気扇から、特定の場所に空気を流す布製ダクトシステムまで、施設内の環境を適切に循環させ換気する技術もある。
人口増加に伴い、より多くの食料を必要とするようになり、農業分野へのニーズが高まっている。都市の境界内で食料を生産する都市農業は、食料の安全保障、廃棄物の削減、コミュニティへの参加など多くのメリットがあり、都市農業の例としては、水耕栽培、アクアポニックスがある。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日