「羽生愛菜プロジェクト」2期工事完了 IoT導入のスマートハウス建設 タカミヤ2022年4月28日
足場をはじめ仮設機材を開発・製造・販売・レンタルするタカミヤは、2021年11月に埼玉県羽生市で着工した「羽生愛菜プロジェクト」での2期工事建設が完了した。2期工事では、IT や IoTの技術を取り入れた高機能スマートハウス「G-Castle ProⅠ」での高収量栽培の実証栽培を行う。
「羽生愛菜プロジェクト」での2期工事建設が完了
就農者不足の問題が顕在化しており、食糧自給の観点からも大きな課題として、政府・自治体が支援策などを施している。また、台風など災害による農業用ハウスの倒壊が多発し、再興を断念し農業から離れるケースも少なくない。同社はこうした課題に対応するため、農業用ハウスの開発・製造・施工に参入し、積極的に推進している。
高機能カーテンによる採光性や温度・湿度の自動制御システム
農業分野では、ソフト面での技術向上が進む一方、ハード面では低価格で構造設計に優れたハウスのサプライヤーが十分でないという課題もあるため、同社は建設用仮設機材の開発製造で培った技術やノウハウを活かし、耐候性に優れた製品を提供している。将来的にはハード面に加え、環境制御による効率的な栽培方法等ソフト面の提案から流通までの一貫したサポートを行い、持続可能な農業が成り立つ仕組み「日本の農業を強くするサイクル」をめざしている。
今回の羽生愛菜プロジェクト2期工事では、IT や IoT の技術を取り入れた高機能スマートハウス「G-Castle ProⅠ」での高収量栽培の実証栽培を実施。実証実験では、ITやIoTの技術を応用した環境のデータの蓄積と見える化、データを活用して整備の制御を行い、生産法人や企業の経営する大型ハウスでの栽培オペレーションの構築。長年の知見に頼らなくても栽培が可能な農業を目指す。
ハウス内の環境要因をコントロールする次世代複合環境制御システム
2期工事では、IoT技術として高機能カーテンによる採光性や温度・湿度の自動制御システムを導入。また、ハウス内の環境要因をコントロールする次世代複合環境制御システム「Priva」を採用し、大規模なほ場での均一な栽培環境の制御が可能となる。そのほか、ハウスのトラス構造から吊り下げるタイプのベンチ「ハンギングガター」や、ヤシガラ培地をパックにすることで、培地準備が簡単になる「グローバック」、株ごとに一定量の均一な潅水を行え、生育を均一化しやすい点滴潅水用のノズルを採用した。
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