刈取作業を自動化するオートコンバイン「YH6115」発売 ヤンマーアグリ2022年5月20日
ヤンマーアグリは6月1日、刈取作業を自動化することで、オペレーターの負担を軽減するオートコンバイン「YH6115」を発売する。
オートコンバインYH6115
近年、農地の集約化により、担い手農家1戸当たりの作業面積が拡大する中、オペレーター不足や経験不足が課題となっており、同社は課題解決に向け、自動運転農機「SMARTPILOT(スマートパイロット)」シリーズのラインアップを強化している。 オートコンバイン「YH6115」は、オペレーターが乗車した状態でほ場の約9割の作業を自動化でき、経験が浅くても安心して高精度な作業が可能になる。また、熟練者による長時間作業でも細かい操作が不要になるため、刈取作業の負担を軽減できる。メーカー希望小売価格は、1969万円(税込)。
3つの自動モードによる自動刈取作業イメージ
◎オートコンバイン「YH6115」の主な特長
(1)用途に合わせて選べる3つの自動モード
最初の1周分を手動走行で刈り取り、ほ場の外形を登録することで、その後は3つの自動モードを組み合わせ、ほ場の約9割を自動操舵で作業することが可能になる。
枕地直進モード:登録したほ場外周に合わせて自動直進を行うためオペレーターの負担を軽減する。
オートモード:直進・旋回・刈取昇降といった刈取作業のすべての操作を自動化。作業に不慣れなオペレーターでも熟練者並みの精度で自動作業が可能。
直進モード:設定した基準線に平行して自動直進。オートモードが使用できないほ場でも活躍。
(2)専用タブレットによる簡単設定
自動運転中でも、あらかじめ設定した内容や作業状況を確認できる。また、自動モードの設定もタブレット操作で行える。ハンドルには自動操舵入・切スイッチを搭載しており、タブレットを操作しなくてもスイッチ1つで自動操舵の入切が可能。
(3)収穫ロスを最適に抑える「自動ロス制御」
自動ロス制御はヤンマー独自の自動制御技術で、こぎ胴・揺動での籾のロスを検知し選別・車速・送塵・風量を自動調節。選べる5段階の制御レベルに応じて設定されたロスの上限値を超えると制御が働きロスを低減する。同機能を自動モードと併用することで、安定的な刈取作業を自動で行うことが可能になる。
(4)様々なICT機能に対応
・コンバインは、衛星(GNSS)から受信する位置情報と、固定基地局や電子基準点から受信する補正情報の2つの電波で高精度に位置を求めている。同機はRTK-GNSS方式により数cm単位の精度の位置情報を取得し、高精度な作業を実現する。
・収量センサーによる「収穫量モニター機能」は、収穫量データと時間、位置の情報を組み合わせることでほ場1枚あたりの収穫量を算出することができる。
・ほ場内の収穫量のばらつきを見える化する「収穫量マッピング機能」や「スマートアシスト」アプリによる収穫情報の一括管理・表示など、ICTを活用した分析にも対応。
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