「農業用ドローン」「農業DX」を推進 北海道夕張に拠点開設 ナイルワークス2022年6月30日
ナイルワークスは、北海道で2拠点目となる新拠点を夕張郡の空知地域に開設。北海道を戦略地域の一つとして、農業用ドローンの営業・サポート体制を強化する。
旭川から千歳にまたがる空知地域は、北海道の米どころ。農村集落の過疎化や農業従事者の高齢化など国内農業の課題だけでなく、北海道では特に農家の規模拡大が進行し、より少ない農業従事者で農作業を完結できる省力化技術への期待が高まっている。
同社は、2020年から北海道美唄市に拠点を構え、岩見沢市と美唄市を中心に、農業用ドローンのシェアリング実証事業に取り組んでいる。2021年の北海道全体の稼働実績は、450ヘクタールになり、さらなる成長が期待されるなか、戦略地域の一つとして空知地域でのサービスを強化。美唄市に続き、夕張郡にも2拠点目を開設し、ナイルワークスのスタッフが常駐することでサービスの強化に努める。
ナイルワークスの農業用ドローンは、高精度な自動飛行・効果のある防除・安全性にこだわり、2018年に上市。ドローンをつくるだけではなく、農家の声に寄り添い、ソリューション提案している。
北海道における農業用ドローンのシェアリング実証事業では、導入コスト削減と地方創生に取り組んでいる。農林水産省が発表する「農産物生産費統計」の「令和2年産 米生産費」で、農機具費の占める割合は、個別経営で22.5%・組織法人経営で20.8%で、農機具費がコスト全体で大きく占める。
地域内で、新たな農機具であるドローンをシェアリングし有効活用することにより、農機具コストの圧縮をめざす。また、同社のドローンは、高精度な自動飛行により、操縦者の技能に依存することなく作業ムラがないため、農業経験のない農外労働力も活用し、新たな雇用やサービスを創り出せると考えられる。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日