Bosch、BASFスマートファーミング、Staraがラテンアメリカで初の販売提携2022年7月4日
Bosch(ボッシュ)とBASFデジタル ファーミング社の合弁会社であるBosch BASF スマートファーミング (BBSF)は7月1日、、ブラジル最大手の農業機械メーカーであるStara社との、スマートスプレーソリューションの販売提携について発表した。
販売提携は、ラテンアメリカ市場向けで、当面はブラジルに焦点を当てている。2020年と2021年シーズンのブラジルでのフィールドテストの成功を受け、BBSFのスマートスプレーソリューションがStaraの主力散布機ラインに組み込まれ、Imperador 4000 Eco Sprayスマート散布機が誕生する。
ボッシュとBASFデジタル ファーミングのノウハウを組み合わせることで、スマートスプレーは両社の長所を結集。ボッシュは、カメラ、コントロールユニット、ライトを備えた最先端のハードウェアとソフトウェアを提供し、昼夜を問わず、リアルタイムで条はん作物の中の雑草を検出することを可能にした。
BASFデジタルファーミングは、「xarvio FIELD MANAGER(ザルビオ フィールドマネージャー)」のスマートスプレーモジュールにより、高度な農学的ロジックとインテリジェンスを提供。これにより、スマートスプレーはミリ秒単位で雑草を正確に検出し、必要な箇所にのみ除草剤をスポット散布できる。この独自システムは、除草剤のより効率的な使用をサポートし、圃場条件と雑草の発生状況にもよっては、使用量を70%削減できるとフィールドテストで判明された。
スマートスプレーソリューションとStaraのImperadorラインのスプレーテクノロジーを統合することで、両社の専門知識が結集。これにより、Staraの革新的な複合 ソリューションであるImperador 4000 Eco Sprayの開発が可能になる。市場で 唯一、データ駆動型意思決定サポートを備えたスポット散布ソリューションである上、「Imperador 4000 Eco Sprayスマート散布機」は、作物の出芽前の雑草と出芽後の雑草のいずれにも散布できることから、競合製品とは一線を画する。
このスマートスプレーソリューションは、2020年・2021年のシーズンにブラジルのStaraが最初にフィールドテストを実施。「Imperador 4000 Eco Spray」を使ったフィールドテストは完了。高い雑草防除効果を発揮しながら除草剤の使用量削減が可能であることを確認している。
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