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営農支援システム「KSAS」が社外とのデータ連携を開始 クボタ2022年7月4日

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株式会社クボタは、営農支援システム「KSAS」に蓄積する営農データを他社の各種システムで利用できるようにするため、システム開発者向けに「KSAS API」の提供を開始する。

農業生産者の高齢化が急速に進むなど、国内の農業は多くの課題を抱えている。このような中で、スマート農業を推進し国内農業の成長に貢献につなげるため、同社は農地情報や作業履歴、収穫実績、農機の稼働情報等をパソコンやスマートフォン等を使って管理・閲覧できる営農支援システム「KSAS」の提供を2014年に開始した。

サービス開始から約8年が経過し、他社からも農業に係るシステムが数多くリリースされている。それらのシステムは各社が個別に運営しておりデータが連携されておらず、複数のシステムを活用する農業生産者を中心にシステム間でのデータ相互利用などのニーズが高まっている。また、政府からも内閣府によるSociety5.0(データ駆動型社会)や、農林水産省による「農業分野におけるオープンAPI整備に関するガイドライン」の整備等、データ利活用がしやすい環境の整備が求められている。

同社はすでに官民共同の農業データ連携基盤「WAGRI」の「農機OpenAPI」を介して同社の農機の稼働情報等のデータを提供しているが、さらに農地情報や作業履歴といったKSASに蓄積されているデータもオープン化し、他社システムと容易に連携できるよう「KSAS API」の提供を開始する。

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