「ソラカメ」活用 農作物の盗難対策で実証実験 JAフルーツ山梨2022年7月6日
JAフルーツ山梨は、株式会社ソラコムが提供するクラウドカメラサービス「ソラカメ」を活用し、農作物の盗難対策の実証実験を開始。ももとシャインマスカットをカメラで監視し、夜間パトロールと連携する。
近年、収穫前の農作物が盗まれる問題が全国各地で起きている。山梨県は、ぶどう、ももで日本一の生産量を誇り、防犯パトロールの経費や防犯カメラの設置費用などを補助する支援制度を設けるなど、盗難対策に力を入れている。
JAフルーツ山梨は、このほど、ももやシャインマスカットなど農作物の盗難対策のひとつとして、クラウドカメラサービス「ソラカメ」を導入。主に、夜間の農場の様子をカメラで撮影し、そのデータをリモートによりリアルタイムで見られるようにするほか、夜間の監視パトロールと連携して盗難防止を強化する。
クラウドカメラサービス「ソラカメ」を設置したシャインマスカットのほ場
ソラカメの映像は、スマートフォンやタブレットでリアルタイム閲覧が可能。IoT通信を用いてクラウドに常時録画しており、過去の映像も容易に確認できる。また、何か動きがあった際には「モーション検知」機能により、関係者にアラート通知する。
今回導入されたクラウドカメラサービス対応の小型カメラ「ATOM Cam2」は、一辺約5センチと小型・軽量で、磁石やカメラ台座に対応しており設置が簡単。広角、フルHDの高解像度、夜間でもカラー映像で撮影できるカラーナイトビジョンや、赤外線LEDによる白黒撮影もできる。
JAフルーツ山梨 営農指導部 営農指導課の久保田課長は「JAフルーツ山梨では、地域の生産者を守るため盗難防止体制を強化している。今回実証実験導入を決めた"ソラカメ"は、常時クラウド録画されるため、万が一カメラ自体が盗難にあっても撮影された動画の記録が残り、生産者にスピーディに展開できる。引き続き、積極的に最新技術を活用して、効果的な施策を継続的に展開していく」と話している。
重要な記事
最新の記事
-
コメの輸出は生産者の理念頼みになってしまうのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年2月12日
-
タイ向け日本産ゆず、きんかんの輸出が解禁 農水省2025年2月12日
-
カフェコラボ 栃木県産いちご「とちあいか」スイーツを期間限定で JA全農とちぎ2025年2月12日
-
2024年度日本酒輸出実績 米・韓・仏など過去最高額 日本酒造組合中央会2025年2月12日
-
「第1回みどり戦略学生チャレンジ」農林水産大臣賞は宮城県農業高校と沖縄高専が受賞2025年2月12日
-
植物の気孔をリアルタイム観察「Stomata Scope」検出モデルを12種類に拡大 Happy Quality2025年2月12日
-
「さつまいも博」とローソンが監修 さつまいもスイーツ2品を発売2025年2月12日
-
「CDP気候変動」初めて最高評価の「Aリスト企業」に選定 カゴメ2025年2月12日
-
旧ユニフォームを水素エネルギーに変換「ケミカルリサイクル」開始 ヤンマー2025年2月12日
-
適用拡大情報 殺菌剤「日曹ファンタジスタ顆粒水和剤」 日本曹達2025年2月12日
-
北海道の農業関係者と就農希望者つなぐ「北海道新規就農フェア」開催2025年2月12日
-
売上高3.0%増 2025年3月期第3四半期決算 デンカ2025年2月12日
-
売上高3.0%減 2025年3月期第3四半期決算 日本農薬2025年2月12日
-
鳥インフル 米ジョージア州などからの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年2月12日
-
食品パッケージを裏返して食品添加物チェック「/Oneflipアクション」開始 生活クラブ2025年2月12日
-
佐賀県『ベルばら』コラボ第三弾「いちごさん」べつ「ばら」スイーツ発売2025年2月12日
-
チャージするだけでポイント獲得「アクアカードチャージキャンペーン」開催 コメリ2025年2月12日
-
「未来を切り開く、農業の挑戦者になる!未来農業フェスタ2025」22日に開催2025年2月12日
-
「春休み、親子で!オンライン牧場体験ご招待キャンペーン」開催 協同乳業2025年2月12日
-
「2024年度 こくみん共済 coop 地域貢献助成」51団体に1997万円を助成2025年2月12日