農業機械・設備の市場規模 2025年に2914億米ドル到達予測2022年7月7日
グローバルインフォメーションは7月5日、市場調査レポート「農業機械・設備の世界市場の機会と2030年までの戦略:COVID-19の影響と回復」(The Business Research Company)の販売を開始した。
同レポートによると、農業機械・設備の市場規模は、2020年の2078億米ドルから年平均成長率(CAGR)7.0%で成長し、2025年には2914億米ドルに達すると予測。その後、2025年からはCAGR5.6%で成長し、2030年には3819億米ドルに達すると予想される。
この成長は、移住、人口増加、新製品/新技術の発表、経済成長によってもたらされる。さらに、有利な政府政策、機械のデジタル化、肥料装置のオーバーホール、農業金融、技術の進歩、より良い灌漑システムの開発、意識の向上などが見込まれる。一方、マイナスの要因としては、小規模な土地の保有と農業機械・設備の認知度の低さ、新型コロナウイルスの流行や非識字、適切な資源の入手ができないことなどが挙げられる。
市場は、タイプ別にトラクター、ハーベスター、畜産機械、チゼルプラウ、フィールドスプレーヤーおよび散布機、ローラー、その他に分類。トラクターセグメントは2020年には743億米ドルで、市場全体の35.5%を占めた。チゼルプラウは、CAGR8.1%の最速で成長する見込み。
用途別には、散布、給水・保全、栽培、収穫、播種、除草、畜産、その他に分類。収穫セグメントは、2020年には596億米ドルで全体の28.7%を占め、最大となった。給水・保全セグメントは、今後CAGR7.2%の最速で成長することが予想される。
能力別には、小型、中型、大型に分類。大型セグメントは、2020年に1131億米ドルで全体の54.4%を占めると予測される。小型セグメントはCAGR7.3%の最速で成長する見込み。
作業別には、手動式、半自動式、自律式に分類。手動式セグメントは、2020年に全体の36.3%にあたる1321億米ドルを占めると予想される。自律型セグメントは今後、CAGR46.3%で急成長すると予想。
地域別に、アジア太平洋市場が最大となり、2020年の全体の37.0%を占め、西ヨーロッパ、北米、その他がこれに続く。今後、最も成長する地域は北米とアジア太平洋で、2020~2025年のCAGRはそれぞれ8.1%と7.8%となる見込み。
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