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自動照射型鳥獣対策用LED照明「ホロライト・チェッカーズ・シリーズ」開発2022年7月8日

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光パターン形成LED照明「ホロライト・シリーズ」の開発・製造・販売を手がけるパイフォトニクス(静岡県浜松市)は、「内閣府オープンイノベーションチャレンジ2021」で、自治体と中部電力パワーグリッドらと実施した実証実験プロジェクトの成果を実用化した自動照射型鳥獣対策用LED照明「ホロライト・チェッカーズ・シリーズ」を開発。7月4日から鳥獣による騒音や糞被害、農作物被害を受けている市町村や鳥獣被害対策を進めている企業や研究者の実験用途に向けて、レンタル受注を始めた。

自動照射型鳥獣対策用LED照明「ホロライト・チェッカーズ・シリーズ」開発

同社は市松模様(チェッカーパターン)の光を高速に反転照射する携帯型鳥獣対策用LED照明「ホロライト・チェッカーズ」をレンタル提供している。今回、センシング技術と連動して、鳥獣の接近にあわせて自動で光を照射する装置のレンタル受注を開始。この装置を設置することで、鳥獣の出没場所や人が常駐できない場所、時間帯での利用が可能となる。

また、オプションサービスの「らくモニシリーズ」を利用することで、鳥獣出没時のメール連絡や光照射時の鳥獣の反応を記録して確認することも可能。目的に応じて最適な光が選択できるよう、光のパターンは視認性の高い縦横25点のドットが高速に反転照射する市松型光パターン形成LED照明「ホロライト・チェッカーズ」、5本のラインが高速に反転照射する縞直線型光パターン形成LED照明「ホロライト・ストライプライン」、5本のラインが順番に光る走査直線型光パターン形成LED照明「ホロライト・スキャンライン」の3種類を用意した。

同社は、2020年に浜松市のデータ連携基盤を活用した実証実験プロジェクト「Hamamatsu ORI-Project」で自動制御型のホロライトから定期的に光を照射する実験を実施。2021年秋には、内閣府の公募型企画「オープンイノベーションチャレンジ」で、茨城県つくば市のイノシシ接近防止対策と愛知県のカモの追い払い対策の2つの社会課題のテーマで、同社が提案した光を用いた対策が採択され、自治体と中部電力パワーグリッドと連携して実証実験を行った。

イノシシ接近防止対策の実証実験では、中部電力パワーグリッドのIoTサービス(らくモニシリーズ)とホロライトを連携して、イノシシがホロライトの光により退避行動をする映像を記録。これらの実証実験の結果、ホロライトの光による鳥獣被害対策の有用性を確認。このほど、実験用途向けとして自動照射型のレンタル受注することになった。

装置構成装置構成

◎「ホロライト・チェッカーズ・シリーズ」主な特長

①無音・無臭・安全
光による追い払いは無侵襲で安全な対策を実現。対策による騒音や異臭などの不快感を無くして住環境への影響を最小限に抑えられる。

②センシング技術との連動による自動照射
ホロライトと人感センサーが連動する仕組みで、鳥獣の接近にあわせて光を照射。設置後は光照射に関しての人手が不要。

③光パターンの選択
ドット状の強い光が特長の市松型光パターン「ホロライト・チェッカーズ」、広範囲な光が特長の縞直線型光パターン「ホロライト・ストライプライン」、広範囲で迫ってくる光が特長の⾛査直線型光パターン「ホロライト・スキャンライン」の 3種類から目的に応じて最適な光を選べる。

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