新品農機のネット販売で前年比1.88倍 休耕地拡大で「草刈機」に需要 ノウキナビ2022年8月24日
農業機械のマーケットプレイス「ノウキナビ」を運営する唐沢農機サービスは8月22日、ノウキナビでの新品農機ネット販売で前年比1.88倍の取扱高を達成したことを発表した。
特に、休耕地拡大による需要拡大により、草刈機の販売台数が前年比2.2倍を達成。購入者の自宅までの配送・組み立て・使用説明を一気通貫で行うお届け安心パックなどのサービス拡充が後押しした。
最も販売台数が伸びた農機は草刈機。ノウキナビでの販売高上位10商品中6商品が草刈機で、多種多様な農機の中でも草刈機のネット販売が好調だった。7月時点で草刈機の前年比台数は「スパイーダーモア」前年比 2.6倍、「ハンマーナイフモア」が同3.3倍、「乗用モア」は同3.2倍となった。
草刈機の販売高上昇の理由の一つとして作物が作られていない田畑である"休耕地"の拡大が考えられる。近年は、農業事業者の高齢化や後継者不足などが原因で休耕地が拡大。休耕地は、作付けの再開まで放置してしまうとわずかな間に雑草が繁茂し、害虫の発生や細菌繁殖などのトラブルの他、土中の養分不足などから地力の低下などの問題が発生する。
こうした問題を未然に防ぐため、休耕地の管理においては畑の状態をできるだけ良好に保つ雑草対策は重要な作業のひとつ。同社は、休耕地の拡大に伴い、多くの時間と労力を費やす除草作業を効率よく行うため草刈機の需要が高まっていることが、ノウキナビで草刈機の販売が伸びている要因の一つとしている。
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